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鹿児島県鹿児島市 寺山 

Terayama, Kagoshima City, Kagoshima Pref.

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May 9,2018 田中康平

鹿児島県 鹿児島市 寺山炭窯跡

Terayama Charcoal Kiln,Kagoshima city,Kagoshima pref.

鹿児島県鹿児島市吉野町寺山地区

世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」構成資産

国指定史跡 指定年月日: 平成25年3月27日追加指定

仙厳園・集成館北方のカルスト台地上の落葉樹林中にある。1858年に反射炉に使う炭を製造するために作られた。石炭がない時代の鉄の生産にはクヌギなどからなる広い落葉樹林が必要とされていた。現在はリュウキュウサンショウクイやシジュウカラが囀る心地よい森林散歩のできるコースとなっている。

国指定文化財等データベース解説文該当部分: 寺山炭窯跡は、反射炉等の燃料として白炭を製造するため、集成館の北北東約5.5キロメートルの地点の山中に建設された炭窯跡である。紀州熊野地方の炭窯を参考とし、現存する碑文等によれば、安政5年(1858)に3基の大窯が建設されたことが知られる。現存する一基の窯は、斜面地を利用し、地山を切って溶結凝灰岩の切石を積み上げたもので、高さ約3メートル、内部は楕円形で長径約6メートル、短径約5メートル、入口は幅約1メートルで、上部にはアーチ状の石が渡されている。平成23年度に鹿児島市教育委員会が発掘調査を行い、炭窯の稼働状況や煙道を確認した。

                       


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