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神奈川県鎌倉市 旧石井家住宅

(Former Ishii Residence, Kamakura City, Kanagawa)

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鎌倉市植木128龍宝寺内 旧石井家住宅(旧所在 神奈川県鎌倉市関谷) 重文 近世以前/民家 江戸中期 17世紀後半 桁行15.5m、梁間9.1m、寄棟造、茅葺 19690620


May 14,2015 松田浩志

                                                     


June 2011 野崎順次 source movie

神奈川県鎌倉市植木148

龍寶寺内

撮影日: 2011年6月18日

石井家の旧所在地は関谷である。もと玉繩村で、玉繩城に近く、石井家も小田原北条氏の地侍であったといわれている。その後代々このあたりの名主を勤めた。建築年代については資料がないが、その様式から江戸時代初期の末から中期の初め (17世紀後半あたり) と推察されている。古くなったために建て替えの必要が生じたが、菩提寺である龍宝寺のご住職が惜しんだ結果同寺に寄贈され、昭和44年に国の重要文化財に指定され、境内に移築が開始、昭和45年に完成し保存されている。神奈川県下に例の多い形式とのことで、改修のあともいろいろあるが、ほとんどの主要部材は当初のものが使われていた。

龍寶寺の山門をくぐり、50mほど進んだ左手にある。前には踏柄臼が置かれている。

    

現地説明と間取り

   

桁行き七間半 (約 15.5 メートル) 、梁間四間 (約 9.1 メートル) 、茅葺の寄棟造りである。

建物外部を右回りに見て行く。

             

屋内は、ニワと呼ばれる土間があり、約9.1mと約6.4mの広さのものです。その奥は、ヒロマと呼ばれる部屋で、約9.1mと約4.5mあり、イロリがあります。 一番奥の二部屋は、オクと呼ばれる部屋とナンドです。それぞれ約4m四方のものです。

ニワ(土間)

         

ヒロマ

       

ナンド

 

オク

      

参考資料

e-ザ鎌倉HP

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