熊本県湯前町　八勝寺阿弥陀堂

Hasshouji amidadou Yunomae town,Kumamoto

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球磨郡湯前町馬場区字長谷場5703-1 八勝寺阿弥陀堂 重文 近世以前／寺院 室町後期 15世紀後期 桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、正面向拝一間、桟瓦葺 厨子1基 20021226

　八勝寺は、人吉盆地東端、湯前町の南部に位置する中世の城（東方北城）跡の麓にある。草創について示す資料はないが、鎌倉時代の創建と考えられる。

　阿弥陀堂は斜面を削った平地に西面して立つ。建立時代は詳らかではないが、組物等の様式などから１５世紀後期の建立と推定される。

　桁行３間、梁間３間、組物は出三斗で中備はない。近世の大改修で正面に向拝を付けて屋根は入母屋造の桟瓦葺に改造されていたが、軸部や組物など主要部分に当初部材が残っていたため、桁行３間、梁間３間、組物は出三斗で中備はない。近世の大改修などで正面に向拝を付けて屋根は入母屋造の桟瓦葺に改造されていたが、軸部や組物など主要部分に当初部材が残っていたため、平成１４年(2002)重要文化財に指定された。

　平成２４年度から３か年かけ解体修理を施し、１６世紀後期の姿に復元された。

<阿弥陀堂>

　桁行３間、梁間３間、組物出三斗、寄棟造、茅葺

　室町時代後期

Dec.2008 瀧山幸伸　source movie

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