京都府綾部市 齋神社
Itsukijinja, Ayabe City, Kyoto
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綾部市下原町布毛 齋神社本殿 重文
June 2,2024 大野木康夫
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所在地 京都府綾部市下原町布毛55-100
齋神社は綾部市野山家地区、旧下原村に鎮座しています。JR山家駅から西に徒歩10分ほどです。
かつてはうっそうとした社叢に覆われていましたが、木々はほとんど切り払われています。
令和6(2024)年5月の文化審議会において、齋神社本殿を重要文化財に指定するよう答申がありました。
境内
すぐ北側をJR山陰線が通っています。
本殿覆屋
本殿(答申対象)
室町中期の建築
一間社流造、長板仮葺
覆屋に入っています。覆屋との距離が微妙で撮影には工夫が必要です。
【答申文から引用】
京都府綾部市に位置する一間社流造、板葺の社殿。身舎の正側面三方に刎高欄付きの縁を廻し、脇障子を建て、正面に木階を備える。建立年代は、庇の角柱や肘木、垂木の大きな面取とり、軒桁や垂木の反り、部材の加工痕、絵様繰形など、細部の技法や意匠から、室町時代中期と推定される。身舎と庇を繋がず手挟を付す点、身舎の妻虹梁から造り出す実肘木、庇桁下に一材で通した実肘木、身舎の連三斗に皿斗を用いる点は同時期・同地域の神社建築には珍しい。また、粽付の円柱、礎盤、妻飾りの虹梁大瓶束など禅宗様の要素も見られる。丹波地域における中世神社本殿として歴史的に重要である。
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