京都府福知山市 大原神社
Obarajinja, Fukuchiyama City, Kyoto
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Rating 凡例 |
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General |
自然豊かな山里にある、多くの文化財を有する神社です。 | |
Nature |
山間の集落の高台にあり、麓に清流が流れています。 | |
Water | 清流河合川のほとりです。 | |
Sound/Noise | ||
Atmosphere | ||
Flower | ||
Culture | 古くから安産の神として崇められ、多くの文化財があります。 | |
Facility |
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Food |
Nov.2010 撮影:大野木康夫
所在地 京都府福知山市三和町大原191-1
大原神社は、綾部市の中心部から国道173号線を10㎞ほど南下した、旧三和町の大原にあります。
土師川の上流、河合川のほとりの高台に位置しており、境内全域が京都府文化財環境保全地区となっています。
祭神は伊邪那岐命、天照大日霎命、月読命で、仁寿2(852)年に創建された南丹市美山町樫原の大原神社から、弘安(1279)年にこの地に勧請されたそうです。
古くから安産の神として信仰を集め、大原神社に参拝することを指す「大原志(おばらざし)」という俳句の季語(初夏)があるほどです。
明智光秀の丹波侵攻の際に社殿が焼けましたが、江戸時代に綾部藩主九鬼氏により再建されました。
京都の祇園祭の綾傘鉾の鉾町である善長寺町には、この神社を勧請した大原神社があります。
絵馬殿(京都府指定文化財)
文久3(1863)年の建築
桁行三間、梁間二間、一重、入母屋造、茅葺
江戸時代の絵馬が多数かかっています。
拝殿(京都府指定文化財)
寛政8(1796)年の建築
桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、唐破風造、檜皮葺
唐破風の彫刻は天保3(1831)年の作です。
幣殿(京都府指定文化財)
寛政8(1796)年の建築
桁行三間、梁間一間、一重、唐破風付、檜皮葺
本殿(京都府指定文化財)
寛政8(1796)年の建築
桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、檜皮葺
拝殿に接続しています。
摂社火神神社本殿(京都府指定文化財)
明暦3(1657)年の建築
一間社流造、正面軒唐破風付、こけら葺
附:覆屋1棟
本殿に向かって左手に進むと、火神神社があります。
末社水門神社本殿(未訪問)と並び、大原神社で一番古い建物です。
産屋(京都府有形民俗文化財)
河合川の川原に、産屋が建てられています。
茅葺の切妻屋根を地面に伏せた天地根元造で、戸口に魔除けの古鎌を吊るしてあります。
大正期まで実際の出産に使われていたそうです。
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