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京都府京都市東山区 清水寺 

Kiyomizudera,Higashiyamaku,Kyoto city


July 24, 2020 野崎順次 source movie


今回は気楽に境内を散策しながら、特に石造物に注目してみた。

仁王門あたり

   

比較的新しい石仏など、江戸時代か。

  

三重塔あたり

      

フクロウの四方仏
その轟橋の脇に、立派な石造手水鉢が置かれていて、竜の口から清泉を流している。手水鉢そのものは、江戸時代初期、三代将軍徳川家光が大寄進をして、清水寺伽藍をととのえた時の造立であるが、この手水鉢の下に置かれた台石が見学の目的である。
(中略)
花崗岩製、高さ45cm、幅55cm四方の石材で、その四隅に高さ39cmの鳥形四羽をきざんでいて、その鳥形はフクロウをあらわしたものといわれる。下部分が少しうずまっているが、下面に高さ10cmほどの座を設けていて、蓮華座を彫って、その上四面に、結珈鉄座する如来像四体を半肉彫りしている。如来像は像高34cm、四体ともに両手を膝上に置いており、禅定の印と思われるが、磨滅していて細部がよくわからない。その像容は粗野な感があり、市内上京区の北村謹次郎氏蔵の旧妙真寺宝篋印塔の様式と同じで、鎌倉中期の造立と思われるものである。
四隅に鳥形をあらわすところは、宝篋印塔の祖形といわれる銭弘淑塔の形式を受けついだもので、わが国の宝篋印塔の資料として、塔身だけではあるが貴重な資料といえる。そのような台石をつかうところから、この手洗水はフクロウの水と昔から言われてきた。
(清水俊明「京都の石仏、1977」より)

     

中心伽藍を過ぎて

      

百体地蔵堂

    

阿弥陀堂、奥の院

       

京都タワー方面の眺望

    

子安塔遠景

     

子安塔参道

   

子安塔付近の石仏群
子安塔の参道脇に十体近い石仏がならべられいる。一番大きな石像は近年の作で、尊名は判断しかねるが、僧侶の姿をしている。向かって左側に置かれている阿弥陀石仏は、高さ80cmで、蓮華座に結珈鉄座する定印の阿弥陀如来で、おだやかな表情や優美な体幹部の肉どりは、伝統的な表現様式を伝えていて、南北朝末から室町初期にかけての造立と思われる。そのほかの石仏は、弥陀の双仏石や弥陀の一石像などで、いずれも50cmたらずの小石仏であり、室町時代の造立と思われる。
(清水俊明「京都の石仏、1977」より)

       

子安塔と消防車

   

帰途、産寧坂、維新の道、龍馬坂、二寧坂に戻る。

           

 


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