JAPAN GEOGRAPHIC

京都府木津川市 神童寺

Jindoji, Kizukawa city, Kyoto

Category
Rating
Comment
 General
 
 
 Nature
 
 
 Water
 
 Flower
 
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 Food
 


木津川市山城町神童寺不晴谷112 神童寺本堂 重文 近世以前/寺院 室町中期 応永13(1406) 桁行三間、梁間四間、一重、寄棟造、正面一間通りすがる破風付葺きおろし、本瓦葺 棟札1枚、銘札4枚、旧鬼瓦2個 19230328


October 28, 2023 野崎順次  source movie

京都府木津川市山城町
北吉野山 神童寺


神童寺 本堂(蔵王堂)  国重要文化財 室町時代 大正12年指定
  愛染明王座像  国重要文化財 平安時代 大正2年指定
  不動明王立像  国重要文化財 平安時代 大正2年指定
  毘沙門天立像  国重要文化財 平安時代 大正2年指定
  日光・月光菩薩立像 国重要文化財 平安時代 大正2年指定
  阿弥陀如来坐像  国重要文化財 平安時代 大正2年指定
  伎楽面    国重要文化財 鎌倉時代 大正2年指定
  護摩堂    町有形文化財 江戸初期 昭和56年指定

神童寺は、古くから吉野山と密接な関係をもつ修験道の霊地です。「北吉野山神童寺縁起」によると、この寺は聖徳太子の創建と伝え、その後役行者が二神童の助力により彫刻した蔵王権現像を安置する寺として、寺号を神童教護国寺としたとあります。現在収蔵庫に納められた諸仏は、神童寺のかつての繁栄を物語るものと言えましょう。なお、現在の蔵王堂は、応永13年(1406)に再建されたものです。
また、寺の近くには、縁起で像の彫刻に助力した二童子を祀る天神神社もあり、境内の十三重塔は国の重要文化財に指定されています。
(現地説明板)

アプローチ、JR棚倉駅から東へ進み、丘陵を南北に横断するルートをとったが、途中で路が途切れ、少し焦ったが、無事、神童子の谷筋に出た。鳴子川を渡り、坂道を上る。

                    


腰折地蔵(地蔵石仏) 鎌倉時代後期 高さ136cm 花崗岩
神童子(じんどうじ)集落の入口に墓地があり、道に面して立っており、腰折地蔵と称している。右手錫杖・左手宝珠の地蔵石仏。
           

さらに奥へ

      

神童寺のパンフレットと現地説明板

    

伊賀街道沿いである。街道から山門を見る。

          

国重文 本堂(蔵王堂)

            

十三重石塔 鎌倉時代後期 花崗岩
初層軸部は、顕教四仏を刻み、相輪に至るまで残っている。美しい石塔で、木々の風景ととけあっている。

            

その他

         

地蔵石仏 室町時代後期 花崗岩

               

千両(センリョウ)、高台の鐘楼と収納庫、神童子の町並み(伊賀街道)010

        

帰途

               

神童子墓地再び

     


Mar.11,2017 瀧山幸伸 source movie

                                      


Dec.18,2016 中山辰夫

京都府木津川市山城町神童子不晴谷(あけずたに)112

位置図 天神神社(天神社)に近い

 

この古寺の門前を通る道は、古来の伊賀街道。 南へ蛇行する木津川沿いではなく、桜峠を越えて恭仁京があった瓶原へと抜ける峠越えのルートでる。

家並みが旧街道の雰囲気を今に残し、大和の薫りがする場所といえる。

旧伊賀街道を辿り、桜峠手前の谷筋に伸びる集落の街道沿いの南側、高石垣の上に佇む古寺が神童寺である。城郭を思わせる石垣が目立つ。

街道を挟んで民家が集中している。

宗派:真言宗智山派 本尊:蔵王権現 金剛蔵院とも称す。

聖徳太子の創建とも伝えられる。寺名は、修行中の役行者が神童の助けを受け、本尊の蔵王権現を刻んだとの伝承による。

本堂(蔵王堂)をはじめ多くの重要文化財を所蔵する古寺。

    

表門 切妻造 本瓦葺 棟門様式 江戸中期 1868(慶応4)年に一乗院より移築した。

      

本堂 蔵王堂ともよばれる 国重要文化財 1406(応永13)年建立 桁行3間、梁間3間の寄棟造 本瓦葺 向拝付 室町期

                

護摩堂 本堂の隣にある方3間 本瓦葺 宝形造の建物。江戸時代の建立である。

    

収蔵庫 1968(昭和43)年建立 山岳信仰の霊地、修験道の聖地となっていたため、平安時代の重要仏像が多く残されている。

   

鐘楼〜護摩焚きの護摩壇

      

十三重石塔 鎌倉末期 花崗岩製

   


May 6,2013 大野木康夫 source movie

所在地 京都府木津川市山城町神童子

早朝に訪れたので、まだ拝観時間外でした。

                       

近くのヤマフジ

           


Apr.2011 野崎順次

京都府木津川市山城町神童子不晴谷

北吉野山 神童寺

撮影日: 2011年4月24日

神童寺は、古くから奈良の吉野山と密接な関係を持つ修験道の霊地である。「北吉野山神童寺縁起」によると、この寺は聖徳太子の創建と伝えられ、役行者(えんのぎょうじゃ)がこの山で修行中に二人の神童の助力を得て刻んだという蔵王権現像(ざおうごんげんぞう)を本尊とし、また多くの文化財を所蔵する古刹である。室町時代建立の本堂(蔵王堂)は、国の重要文化財である。収蔵庫には天に向かって矢を射る珍しい「天弓愛染」や三井寺の黄不動明王画像をもしたと伝えられている白不動明王など安置する。

主な仏像一覧

重要文化財

十一面観音立像、平安時代、一木造

日光菩薩立像、平安時代、一木造、高さ162.4cm

月光菩薩立像、平安時代、一木造、高さ171.5cm

天弓愛染明王像、平安時代、一木造、彩色、高さ64.5cm

毘沙門天像、平安時代、一木造、彩色、高さ124.2cm

白不動明王像、平安時代、一木造、彩色、高さ162.1cm

阿弥陀如来坐像、平安時代

重要美術品

役行者像・前鬼・後鬼、平安時代、一木造

蔵王権現、室町時代、寄木造り(本堂本尊)

こんなに良い仏像があって、昔も今も、静かなお寺である。ほぼ30年前に来たことがあった。棚倉駅から3㎞あまり歩いて、当時の住職さんに「仏像を見せて下さい。」というと、「うちの仏さんは見せもんやない!」と怒られた。「拝ませて下さい。」と云い直して、何とかなったが。それからは必ず「拝観させて下さい。」と云うことにしている。今は、拝観料僅か400円をお支払いして、住職さんのご説明を伺える。

パンフレットとアプローチ(薬医門)

          

重文 本堂(応永13年、1406、室町中期)

桁行三間、梁間四間、一重、寄棟造、正面一間通りすがる破風付葺きおろし、本瓦葺

                       

境内

      

大きな公孫樹の背後に背の高い十三重石塔(鎌倉時代)など。

         

公孫樹、境内のツツジ、高みへの参道

           

参道脇に小さな地蔵堂があり、二体の地蔵石仏とその足元に小石仏が祀られている。大きいほうの地蔵菩薩は摩耗が進んでいるが鎌倉時代の造立。小さな方のは穏やかな面相で室町時代の特徴をよく表している。

    

鐘楼、護摩壇、収蔵庫のある高みへ上る。

       

鐘楼

       

護摩壇

毎年9月に円形の護摩壇で護摩たきが行われる。ご住職さんにお聞きすると、四角い石組は住職の座。これらの石組は室町時代に遡るという。

   

多くの優れた仏像を多く安置する収蔵庫

 

神童子の村を下って帰る。

      

木津川市HP

仏像ワンダーランドHP

愛しきものたち(石仏)HP


Nov.2008 瀧山幸伸 

屋根の葺き替え工事中

        


事務局用

   All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中