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京都府木津川市 鹿背山

Kaseyama,Kizukawa City, Kyoto

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November 3, 2023 野崎順次  source movie

京都府木津川市鹿背山
鹿背山石仏めぐり


木津川城山台六丁目バス停からから歩き出し、北東の山裾を目指す。

         

鹿背山不動(鹿背山大木谷)
鹿背山不動院境内は京都府暫定登録文化財(史跡)に登録されています。境内の奥にある石室の最奥には、「鹿背山不動さん」として親しまれている不動明王の磨崖仏があります。岩を光背の形に彫りくぼめ、半肉彫された不動明王立像は、直立で右手に剣、左手に羂索を持つ姿です。像の脇に刻まれた銘文から、建武元年(1334年)に末次という石大工によって彫られたことが分かります。また、境内にある弘法大師堂の右手から山道を登ると、「しょんべたれ地蔵」と呼ばれる鎌倉時代の磨崖仏があり、そのまま少し奥に進むと「春日のおばはん」と呼ばれる室町時代の地蔵石仏が立っているなど、多くの文化財があります。
(広報きづがわ2023年10月号)

               

鹿背山不動摩崖仏 南北朝時代初期 建武元年(1334年) 像高45cm
像の両側に「建武元年(1334)甲戌十一月卅一日」「大工末次」の刻銘がある。

       

巨岩が露出しているが、磐座ではなく、碁盤石という。その横の路を登る。

       

地蔵磨崖仏(しょんべたれ地蔵) 鎌倉時代後期 像高128cm
舟形を彫りくぼめ、右手に錫杖、左手に宝 珠を持つ地蔵菩薩立像を半肉彫りする。鹿背山で最古最大の石仏。

              

さらに奥へ行くと、地蔵石仏(室町時代)が立っていて、「春日のおばはん」と呼ばれる。

       

境内にスズメバチが1匹だけいた。

  

西に歩き、北に曲がって、切通(地名になっている)を越えると、小さな祠があった。

    

街道を西へ行くと、野放しのヤギに出会い、そして、集落にはいった

         

左鹿背山城址、左西念寺の道標

 

西念寺(鹿背山鹿曲田65)の山門あたり

      

山門右側、鹿背山城址に行く道を少し行くと寺に隣接して墓地がある。

    

阿弥陀石仏 室町時代中期 永正元年(1504)

     

地蔵石仏 室町時代

   

墓地その他

               

西念寺境内の石造物

          

近くの秋明菊

      

回復地蔵磨崖仏(鹿背山鹿曲田88) 南北朝時代 花崗岩 高さ148cm
右手に錫杖、左手に宝珠を持つ通有の地蔵菩薩で、保存も良く、お顔や錫杖頭、衣紋などの細部も丁寧に彫られ、木彫のごとき印象を与える。

              

青空に柿は映える。

  

参考資料
河合哲雄「石仏と石塔」サイト
木津川市公式ウェブサイト

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