京都府木津川市 正覚寺
(Shogakuji Temple, Kizugawa City, Kyoto Pref.)
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江戸中期、木津川洪水の供養仏 | |
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August 16, 2020 野崎順次 source movie
京都府木津川市木津町西垣外85番地
浄土宗 暁天山 正覚寺
JR木津駅から歩く。
当寺は、安土・桃山時代に奈良の名僧暁譽上人によって開かれ、その後有為転変をくり返しながら400有余年の歴史と伝統があります。その昔は百人一首にも詠われた「みかの原わきて流るるいづみ川・・・」のいずみ川(木津川)の流域にあって、木津川大洪水の供養石佛(正徳2年)が奉られています。また、東大寺や南都の寺院建立ための木材の集積地名として、「木の積く港」即ち「木津」という地名になりました。
(「浄土宗寺院紹介Navi」より)
地蔵堂
正覚寺弥陀石仏 江戸時代中期 高127cm 花崗岩
国鉄関西本線「木津」駅の西方、木津の町中にある寺。門内右手にまつるこの石仏は、もと木津川の中堤にあったもので、六角型の高い台石上に丸彫の定印弥陀坐像を安置する。台石の六面に一二行にわたり刻まれた文がある。「正徳二年辰八月十九日洪水によって、此川筋の近在辺境の人民おほれ、死するもの幾千人といふ数を知らす、今日第三回忌にあたれるをもって彼亡者のほたいのため此阿みた仏を造立し、なかくこくり帰してんこゝにあんちし奉りかねては又往来の貴賎男女をしてこの尊像を拝し心くの回向をなさしめ自他平等の利益とせんことを願ふのみ、正徳四(1714)甲午天八月十九日、願主、京都住人大八木弥右衛門敬白」木津川洪水の供養仏で、人の心を打つ文章である。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典、1998」より)
その他の石仏
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