京都府木津川市 椿井大塚山古墳
(Tsubai-Ohtsukayama Old Tumulus, Kizukawa City, Kyoto)
Category |
Rating |
Comment |
General |
||
Nature |
||
Water | ||
Flower | ||
Culture | ||
Facility | ||
Food |
Apr.2011 野崎順次
京都府木津川市山城町椿井三階・大平
国史跡
撮影日: 2011年4月24日
山城町の中央部にたたずむ椿井大塚山古墳は、古墳時代前期(三世紀後半)のなかでも最古に位置づけられる代表的な前方後円墳である。
墳丘の規模は、全長約175m、後円部直径約110m、前方部長約80m、前方部墳端幅約76mを測り、高さは後円部約20m、前方部約10m程度であったと考えられる。
明治29年(1896)、奈良鉄道(現JR奈良線)の敷設工事によって前方部と後円部が分断されてしまった。
昭和28年、線路の法面拡幅工事が行われた際に、偶然にも竪穴式石室が発見された。
その後の発掘調査で、石室内からは、邪馬台国の女王卑弥呼の鏡とも呼ばれる「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」三十数面を含む四十面近い銅鏡や多くの副葬品が出土し、全国的に大きな注目を集めた。
この発見から半世紀、平成12年には、日本の歴史上の重要な文化財として、「国史跡」に指定された。
北西の前方部から近づくと古墳を分断して南北に走るJR奈良線に出会う。
東に向かい、南回りに後円部を見ていく。
南から後円部墳丘に登り、元の道に下る。
近くの山城総合文化センター「アスピアやましろ」の図書館には本古墳の展示室があり、三角縁神獣鏡のレプリカ(複製)を見ることができる。
パンフレット
説明板
三角縁神獣鏡のレプリカ
参考資料
木津川市HP
日本経済新聞日本の史跡101選
All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中