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京都府京都市上京区 有栖川宮旧邸(有栖館)

Arisugawanomiya Kyutei,Kamigyoku,Kyoto city,Kyoto

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Aug.4, 2016  中山辰夫

有栖館

京都市烏丸通下立売西入

当初、京都御所建礼門前にあった有栖川宮邸が、その後京都裁判所の仮庁舎として使用された後、京都地方裁判所所長宿舎の一部として現在の場所に移築された。この施設を2008(平成20)年に平安女学院大学が取得した。

書院造りの主屋、烏丸通り側の青天門、下立売通側の長屋門が国の登録有形文化財に指定されている。

有栖館は有栖川宮旧邸である。有栖川宮家は、伏見宮、桂宮、閑院宮とともに「四親王家」と呼ばれた宮家の一つ、1923(大正12)年断絶。

平安女学院有栖館青天門 国有形登録文化財

建築:1912(大正元)年、1923(大正12)年・1952(昭和27)年移築

解説:敷地東側の烏丸通に面して建つ平唐門。いわゆる兜門形式になり、間口3.6メートル、銅板葺。軒を吹寄の輪垂木、扉を1枚板とし、良質なケヤキをふんだんに使用する。袖塀は桟瓦葺、壁は漆喰塗、腰を下見板張とする。優れた意匠を持つ大正期の邸宅の門である。

前庭としだれ桜

平安女学院が取得した当時は、荒廃していたが、11代目小川治兵衛の手で名庭に造り替えられた。

枝垂れ桜

毎年3月下旬、京都市内で一番早く咲く桜の一つとされるのが「有栖館のしだれ桜」。その昔太閤秀吉が醍醐の宴を催した時に植えた桜の子孫であることが住友林業の研究所で証明された。

景石

青天門の両側の桜と梢の丘にある、小川治兵衛自らが「立ち話ではなんですさかい」と命名した景石。かつては石橋で、ベンチ代わりにもなる

平安女学院有栖館長屋門 国有形登録文化財

建築:1898〜1912(明治31〜明治45)年、2008(平成20)年改修敷地南側の下立売通に面して建つ。

木造平屋建、切妻造桟瓦葺の長屋門である。中央西側に門口を開き、東側に1室、西側に物置2室を配する。

正面外壁は漆喰塗として出格子を設け、腰を下見板張とする。通りの南側の煉瓦造りの教会ともども印象的な景観を作る。

白い漆喰塗りが御所や周囲の景観と調和している。形式として最上級の建物といわれている。

平安女学院有栖館主屋 国有形登録文化財

建築: 1868〜82(明治01〜15)年・回収1891(明治24)年 木造平屋建、桟瓦葺、建築面積387平方メートル、

中庭を中心に玄関棟、客室棟、居室棟、廊下を配する。公家住宅の面影を残す明治期の官舎である。

配置図

玄関棟

客間棟

15畳の能舞台の間を含む 音響効果を出すため床下に大きな甕が埋められている。

上段の間を含めて12畳半の座敷上段の間は「床の間」と「付書院」を備えた2畳の広さ

座敷飾りの構成は意匠的に優れているとの説明がある。

鞘の間

座敷の外側にさらに細長い畳の間(鞘の間)があり、その外に広縁があります。

中庭

11代小川治兵衛が作庭

居住棟

廊下で接続されている 和室と坪庭 庭園の長石の仕切りが目新しい

参考資料≪解説は国文化財データーベースより引用≫

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