京都府京都市北区 大徳寺 一久
Ikkyu,Kitaku,Kyoto city,Kyoto
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June 2013 中山辰夫
大徳寺納豆
大徳寺納豆は、大徳寺門前で生産されている納豆である。寺納豆の一種。
納豆ではあるが、現代一般的に呼ばれる納豆のような「粘り気があり、糸を引くような納豆」とは異なる。
塩味の、古来製法の納豆の一種であり、本来の納豆の語句はこちらの製法のものを指す。風味は味噌や醤に近い。
大徳寺
北区紫野大徳寺前
大徳寺の門前に店を構える大徳寺一久は老舗である。
創業は文明年間(1469〜87)とされ、以来五百数十年に亘り大徳寺の塔頭の料理方を務めてきた。その屋号は一休禅師より賜ったとされる。
大徳寺に従属した精進料理を専門とし、一般にも提供している。また、大徳寺とは縁の深い茶道三家や藪之内家等の各家元の御用も務めている。
名物の「大徳寺納豆」は、まず炊いた大豆に大麦粉をまぶし、麹菌を付着させ、塩水につけて天日に干す、夏の炎天下の下で醸造
発酵させることにより独特の滋味を作り出す。
お茶請けや朝粥の副食、酒肴として好まれ、保存や応用の利く常備食となっている。
深みのある味と質素簡素を旨とする精進料理の精神にも通じ、その味わいが禅味といわれる所以である.
門前にはお店が並び、朝から客の出入りがいい。
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