京都府上京区 京都府庁旧本館
Kyoto Prefecture office, former main building,Kyoto
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京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町 京都府庁旧本館 重文 近代/官公庁舎 明治 明治37(1904) 煉瓦造一部石造、建築面積2822.43㎡、2階建、正面及び背面車寄付、スレート葺 20041210
May 6, 2023 野崎順次 source
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たまたま行ってみたら、第一土曜日で室内も見学できた。レンズは15-30広角ズーム一本だけだったので、ディテール抜きである。
国重文 京都府庁旧本館 明治/1904
煉瓦造一部石造、建築面積2822.43平方メートル、2階建、正面及び背面車寄付、スレート葺
京都府庁旧本館は,京都御所の西方に位置し,明治37年12月20日に竣工した。設計は,文部技師久留正道の指導の下,京都府技師松室重光が担当した。
煉瓦造2階建,一部地下室付で,小屋組は木造トラス,屋根は天然スレート葺とする。平面は中庭をもつロ字形で,正面に車寄,背面に「議事堂」を突出する。石造風につくる優れた外観をもち,内部も正庁,大階段,議事堂など充実した室内意匠をもつ。
京都府庁旧本館は,明治中期における日本人建築家による本格的西洋建築であり,西洋建築様式習得のひとつの到達点を示す作品として重要である。
また,議事堂を一体化した府県庁舎建築の典型であり,明治以降の府県庁舎建築の定型として,以降の模範となったことでも歴史的意義が認められる。
(文化遺産オンライン)
パンフレットと現地説明板
旧議場
1階から2階へ
中庭を時々見ながら2階回廊を行く。
旧知事室
2階から1階に下り、中庭に出る。
車寄せのある堂々とした正面
東面
その他
May 20, 2023
現地説明板
正面(南面)
正門あたり
玄関ホールと正面階段
2階廊下
旧知事室
旧食堂
中庭
東面
旧議場のある北面
旧議場
Aug.20,2015 中山辰夫
京都府庁 旧本館 旧議場
京都市上京区下立売通新町西入藪之内町
現役で使用されている府県庁舎としては最も古いもの。
1898(明治31)年京都市庁舎開庁に遅れること6年の1904(明治37)年、京都府庁としてレンガ造の建物が竣功した。
明治中期に府県制度が整備され、新しい行政システムにあった庁舎デザインが模索された。京都府庁は完成度が高く、その後の府県庁舎建築の手本とされた。
前庭には樹齢300年を越えるビャクシン「柏愼」の古木
外観
ルネッサンス様式をベースにした外観は意匠が素晴らしい。
玄関〜館内へ
階段部と二階廊下
大理石を贅沢に使った階段室。大きな窓から光が入る。中庭もよく見える。
知事専用食堂〜知事室
同じデザインの暖炉、食堂室用は木材、知事室用は大理石と輸入タイル。部屋の格式を表わす例である。
格式を表わすドアーにペデイメント(三角形の切妻)があるのは知事室と正庁のドアーのみ。
東の窓からは比叡、建物と同じアカンサスのモチーフで飾られた家具、重厚な廻り縁、格天井など手の込んだ作りが一杯ある。
正庁
二階中央に位置し、最も格式の高い部屋である。
天井は和風構造で折上小組格天井、食堂の天井の照明飾り屋や他でも見られたコテ絵がこの部屋でも見受けた。
旧議場
連絡通路
外観
旧議場内部
旧日本館の北側に突き出す形で位置している。1905(明治38)年から1969(昭和44)年まで使われていた。
旧本館が平成26年12月で竣工110周年を迎えるに当たり、明治当初の姿に修復整備された。
二階部分まで吹き抜けの空間となっている。議場正面の広い漆喰壁塗りが最大の難作業で、一気に仕上げられたとか。
一階には四角い窓、二階にはアーケードと半円形の高窓を取り付け、アーチ型の曲線や蛇腹型の装飾をした漆喰壁など変化をつけている。
議場は南面を正面として、一階に議長席、理事者席があり、これと対面して議員席が半円形の形で階段状に配置されている。二階は傍聴席である。
議員数は60名で、現在も同数である。絨毯については資料や写真を基に雰囲気に合うよう再現された。
引き続いて二階部分の修復が行われ、今後の見学は二階傍聴席からとなる予定とか。さらに、市民には有料で開放される。
京都慶應義塾跡碑
慶應義塾の分校である京都慶應義塾が1874(明治7)年、当地にあった京都府中学校(現在の洛北高校)内に設置された。同年9月に廃止された。
中庭の庭園
中庭中央の枝垂れ桜は、円山公園の初代しだれ桜の孫にあたる。
庭は小川治兵衛(植治)の設計とされる。
Nov.2010 撮影:大野木康夫
京都府庁旧本館の秋の特別公開に行ってきました。
旧本館は煉瓦造一部石造、建築面積2822.43㎡、2階建、正面及び背面車寄付、スレート葺、明治37(1904)年の建築で、辰野金吾門下で京都出身の松室重光の設計です。
今も1階は府民生活部、文化環境部、人事委員会の執務室として、2階部分は地方税機構の執務室や会議室として使用され、2階正面の正庁では結婚式を挙げることができます。
中庭は小川治兵衛の設計で、明治10(1877)年の五条大橋改修の際に余った石柱(天正7(1589)年の刻銘があります。)
を、景石として置いています。桜の木は、江戸時代に置かれていた京都守護職上屋敷にちなみ、「容保桜」と名付けられています。
玄関、正面階段、2階廊下、2階会議室
正庁
2階正面に位置する正庁は、旧本館を象徴する広間で、公式行事や式典が行われ、大正天皇と昭和天皇の即位の礼の際には、閣議が行われたそうです。
現在は催し物や結婚式会場として有料で開放しています。
旧知事室(旧書記官室、旧食堂)
2階の南東に、旧知事室があります。知事室は、明治38(1905)年から昭和46(1971)年まで、24人の知事が使用しました。
南東隅に北向きにおかれた執務机に座ると、東側の窓から比叡山を眺めることができます。室内の装飾は、ギリシャ風のアカンサス(葉薊)をモチーフとしています。
Dec.1992 撮影:高橋久美子
明治37年建設 現役の府県庁舎としては日本最古
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