京都府京都市北区 京都復活教会
Church of Ressurection Kyoto,Kitaku,Kyoto City,Kyoto
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September 4, 2022 野崎順次 source movie
京都府京都市北区紫野西御所田町63
日本聖公会京都復活教会
「礼拝堂」は、近代、1936年に竣工した。設計は、ヴォーリズ建築事務所であり、ヴォーリズによる教会建築の後期作品になる。2009年5月に、「京都の近代建築を考える会」の「市民が選ぶ文化財」に選定された。
ヴォーリズとしては珍しくゴシック様式(12世紀前半一16世紀にパリ、フランスで始まり、ヨーロッパ各地に影響を与えた建築様式)の意匠になる。バシリ力型の平面であり、長方形の外壁で囲まれ、内側に列柱式回廊がある。後に教会堂建築の基本の一つになった。内部は天井を張らず、木造のトラス(部材同士が三角形に組まれた骨組みの構造物)は深く顕している。東向きに祭壇を配している。
北西の入口上部に四角い塔屋を載せる。この部分のみは2階建になり、内部に応接間が設けられている。尖頭アーチを用い、外壁にバットレス(控壁、外壁面と直角に外方に突出し壁体を支持する壁体)を設ける。
施工は田林工務店、鉄筋コンクリート造平屋建、2階建塔屋付、傾斜のあるスレート葺の屋根。
「幼稚園舎(復活学園)」は、礼拝堂の東にある。近代、1930年に、アメリ力人宣教師の]・ケネス・モリスが幼児園を開設した。1932年に現在地に園舎を設け、幼稚園としての認可を受けた。木造2階建。
(京都風光より)
建物外観、幼稚園を併設した建物は、塔屋を最前面に配置し、 右側が礼拝堂、左側が幼稚園となっている。
エントランス
礼拝堂内部
2階の応接間へ
幼稚園舎
Oct.27,2019 中山辰夫
所在:京都市北区紫野西御所田町63
ヴォーリズの設計。1936(昭和11)年築。
鉄筋コンクリート2階建て
先頭アーチを特徴とするゴシック様式の意匠が目を惹く。
幼稚園を併設した建物は、塔屋を最前面に配置し、 右側が礼拝堂、左側が幼稚園となっている。
京都復活教会は1914(大正3)年に西陣・大宮元誓願寺上ルの地で「弘道館」として始まった。その後何回も場所を移し、1930(昭和5)年に現在の場所に土地を購入し、1935(昭和10)年に現在の建物が完成した。
外観
入口周辺
礼拝堂内部
堂内什器・他
京都復活教会は「日本聖公会」に属し、英国国教会の流れをくむ教会。聖公会は信徒約7,500万人で、英国のカンタベリー大主教座との交わりを一致のしるしとする、約100カ国以上にまたがる共同体。
その内の一つである日本聖公会は、1859(安政6)年に米国聖公会の信徒によって伝えられた。
日本聖公会には教会以外にも関連施設があり、立教大学・平安女学院・プール学院・桃山学院・松陰女子学院等の学校や、聖路加国際病院・聖バルナバ病院などの病院、幼稚園、保育園、日本で最初の知的障害児施設である滝乃川学園や児童養護施設である博愛社などの社会福祉施設を運営している。
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