京都府京都市左京区 八神社
Hachijinja,Sakyoku,Kyoto city,Kyoto
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Jan.2013 中山辰夫
京都市左京区銀閣寺26
祭神
銀閣寺の総門へと続く蟹真黒の石畳が見えだす辺り、銀閣寺へ入る前に、左側を見ると、浄土院、さらに小径の向こうに石造りの明神鳥居(一の鳥居)
が建っているのが見える。そこが、銀閣寺の鎮守社とされる八神社である。
宇宙を育成する力を具現化したタカミムスビを祭神とする、全国でも珍しいとされる神社である。
この神社は、銀閣寺よりも古く、土地の守護神、米の神さん、水の神さんがいる。
二の鳥居の右奥には摂社・雨之社が建っている。 祭神:タカオカミノカミ:水の神
創建年代は明らかでないが、社伝によると大同年間(806〜810年)の頃に建てられたとも、延喜年間(901〜923年)に建てられたともいわれている。
昔は八所大明神、十禅師大明神と呼ばれていた。現在も社殿には八所大明神で祀られていた高御産日神をはじめとする8柱の神々が祀られ、
相殿には十禅師大明神が祀られている。
なぜこの神々が祀られるようになったのか、その由緒は定かではないが、銀閣寺が建てられる前にこの地域に建っていた天台宗寺院・浄土寺の名前
から付けられた浄土寺村一帯の産土神として、人々の厚い崇敬を集める神社であった事は確かなようだ。
社殿へと続く石段の途中には、五穀豊穣の神・稲倉魂命を祀る稲荷社が草木鬱蒼と茂る薄暗い境内に鮮やかな朱を添えて建つ。
樹下稲荷社 本尊:食稲魂神(ウガノミタマノカミ):商売範所の神、植物の神
夏越の大祓式
夏越祓(なごしのはらえ)とは、茅の輪をくぐる事によって、半年間の汚れを祓い清めて無病息災を祈願する行事。各神社では、茅の輪をくぐり、身を清める。
八神社には茅の輪がなく、こちらでは人形の紙を焼納し祈願する。
本殿に氏子さんが参列して神事が、その途中に焼納する焚き上げ釜を祓う。神事が終わると人形の紙を焼納し祈願する。
その神事の際に使われる釜である。
石段を登ると境内に達する。舞殿と照忠殿が建つ。
舞殿の向かいには本殿
本殿細部
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