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京都府京都市 北区 氷室神社 

(Himurojinja,Kitaku, Kyoto city,Kyoto)

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July 2012 中山辰夫

京都市北区西賀茂氷室町

拝殿:京都府登録文化財

祭神:

鷹ケ峰より京見峠を越えた、鬱蒼とした森の中に鎮座する。

延喜式に見られる栗栖野氷室神社の一つで、禁裏に供御(くご)する製氷に携わった清原家の勧請と伝える。

本神社は,額田大中彦皇子(ぬかたおおなかつひこのおおじ)に氷を献上したと伝える稲置大山主神(いなぎおおやまぬし)を祀り

宮中に供御する蔵氷にたずさわった清原氏が氷室や氷池の守護神として勧請したと伝える。

拝殿

京都府登録文化財 江戸時代前期建造

拝殿の由緒については、近衛殿鎮守拝殿を移したとも、慶長度内裏の小御所東庭の庭園建築「溜まり」が近衛邸を経て移築されたというが、定かでない。

桁裄一間、梁間一間、前後唐破風造、側面千鳥破風付、こけら葺

四方吹放しで、床を板敷とし、屋根は前後唐破風造、側面に千鳥破風をつける。

天井は輪垂木をまばらに配列した化粧屋根裏天井である。軸部は4本の柱を紅梁形につくった頭貫でつなぎ、柱上に出三斗を組んで四面とも頭貫上に蟇股を置く。蟇股の彫刻は花木に鳥の丸彫りで、彩色の剥離は激しいが、極彩色仕上げである。

蟇股彫刻は・木鼻・紅梁絵様などの意匠は桃山期に通じる江戸初期の特長が良く出ている。

本殿

細部

「新名所図会拾遺」

天明7年(1787)刊行。江戸時代の氷室集落の様子が描かれている。

氷室神社境内の建物の配置や山間の景観が現在とほぼ同じである。

≪参考≫

氷室神社境内及び氷室跡

本神社は,額田大中彦皇子(ぬかたおおなかつひこのおおじ)に氷を献上したと伝える稲置大山主神(いなぎおおやまぬし)を祀り

宮中に供御する蔵氷にたずさわった清原氏が氷室や氷池の守護神として勧請したと伝える。

氷室とは,冬に氷池でできた氷の貯蔵庫で,氷は夏に宮中で使用された。

この氷室の地は『延喜式』に記載された「愛宕郡栗栖野氷室」にあたるとされ,現在3基の氷室が残っている。

氷室神社の成立年代や,この氷室の時期などについては不明な点が多いものの,氷室と氷室に関係する神社が共に良好な状態で現存

しており,この地域の歴史上特に価値の高いものである。(京都府HP)

のどかな感じの氷室集落

細いあぜ道を行くと石標が立つ。窪地に感じられる場所

その傍に咲く“笹ユリ”一輪 まるで「ここ」と教えてくれている感じだ。

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