京都府京都市右京区 宝厳院
Hogonin, Ukyoku, Kyoto City,Kyoto
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Nov.21,2022 柚原君子
November 29,2021 大野木康夫
source movie
入口付近
順路に沿って奥へ
無畏庵付近
石塔付近
本堂付近
代位牌堂付近
無畏庵付近
獅子岩へ
獅子岩付近
帰路
紅葉のトンネル
Dec.3,2020 柴田由紀江 source movie
Nov.27,2020 瀧山幸伸
A camera
B camera
November 27,2019 大野木康夫 source movie
多くの人でにぎわう嵯峨嵐山も、日没後には人が少なくなりますが、夜間拝観を行っている宝厳院は、平日にもかかわらず5時30分には入場待ちの列ができていました。
しかし、大変混雑する昼間とは違い、境内はそれほど人が多くありませんでした。
なお、撮影が終わって帰る頃(7時30分頃)には入場待ちの列は無くなっていたので、時間をそれほどかけないで見るのであれば、遅めの訪問であれば人も少なくなっていると思います。
夜間は天龍寺の境内は通行できませんので、渡月橋北詰から大堰川沿いに行く必要があります。
入場待ちの間に撮影
拝観料は昼間と同じです。
山門付近
苦海を表す空池もライトアップ
紅葉の中へ
本堂付近へ
本堂前からの紅葉風景
獅子岩の方へ
苔の緑も加わった風景
獅子岩付近
獅子岩の北の橋周辺
方丈付近
紅葉が最も鮮やかでした。
帰路
もみじ参道
渡月橋方面へ
October 14, 2019 野崎順次 source movie
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町68
天竜寺塔頭
大亀山 宝厳院
当院の庭園「獅子吼の庭」は、室町時代に中国に二度渡った禅僧、策彦周良禅師によって作庭され、嵐山の景観を匠に取り入れた借景回遊式庭園です。
その名にある「獅子吼」とは「仏が説法する」の意味であり庭園内を散策し、鳥の声、風の音を聴く事によって、人生の心理、正道を肌で感じ、心が大変癒する庭です。
子吼の庭は、室町時代の策彦周良禅師により作庭されましたが、天龍寺の曹源池庭園とおなじく、「龍門瀑」の表現が引き継がれています。 龍門瀑とは中国夏朝の皇帝・禹がその治水事業において山西省の黄河上流にある竜門山を切り開いてできた急流のことです。中国の故事にある「登龍門」の由来である「鯉が三段の滝を登って将に龍に化す様」を現しており、鯉が死を賭してまで龍になるべく努力する様子にならって、修行僧が観音の知恵を得る(悟る)まで、努力をしなければならないことを、借景回遊式庭園のなかで表現しています。
(本寺ウェブサイトより)
パンフレット、山門
茶席「青嶂軒(せいしょうけん)」
獅子吼の庭、瀧門瀑や三尊石・苦海・獣石のあるまとまった区画
奥へ
お茶屋と無礙光堂(永代供養堂)
本堂
本堂の襖絵である「風河燦燦三三自在」は、田村能里子画伯筆の作品です。58枚の襖絵は3室構造にて仕切られております。その襖絵ですが、あまり例がない朱色であり、その朱色は命が宿り燃えている色なのだとか。33人の老若男女が描かれていて、
それは、脇仏に同じく観音様が衆生を救うために現世に現れる姿として描かれました。
(本寺ウェブサイトより)
苔の緑が美しい。
碧岩
豊丸垣
獅子岩
書院あたり
山門の方へ戻る。嵐山羅漢の一部もある。
嵐山羅漢、「羅漢」とは釈尊の弟子で崇高な修行者「悟りを得た人」を意味する。「五百羅漢」を天下の景勝地・嵐山に建立する事により、人類の安心立命と嵐山の守護・景観保全を祈念するとともに、有縁無縁の菩提を弔うものである。
11月の3連休、盛りより少し前の紅葉でした。
京都府京都市右京区 宝厳院
Hogonin,Ukyoku, Kyoto City,Kyoto pref.
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院
獅子吼(ししく)の庭と呼ばれる庭園は、特にライトアップが美しいことで知られる。訪問時は暖冬の影響か青葉がやや見られたものの十分紅葉を楽しめた。
今年の盛りは少し遅めだったらしく、11月21日ではまだ青葉が目立ちました。
紅葉は盛りを少し過ぎたところでしたが、好天に恵まれ、大量の散紅葉も含めて美しかったです。
朝9時過ぎから人出も多かったですが。
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
大本山天龍寺の塔頭である
宗派:臨済宗大本山天龍寺派
本尊:十一面観世音菩薩
角倉了以とその一族とのかかわりを訪ねる旅—4
宝厳院は秋の紅葉があまりにも有名である。訪問した6月、青モミジが勢いよく枝葉を伸ばし、今から秋に備えている感じがした。
■■歴史
寛正2年(1461年)、細川頼之が聖仲永光を開山に招聘して創建。
当時は現在の京都市上京区にあった。応仁の乱(1467年〜1477年)に巻き込まれて焼失し、天正年間(1573〜91年)に再興された。
明治時代 河川工事のため、寺域が買い上げられ、天龍寺塔頭の弘源寺内に移転した。
平成14年(2002年)、天龍寺方丈南側の現在地を購入して移転、再興した。
■天龍寺の法堂の手前を南に入る。黄色の土塀が目印である。
■法堂から150m程で山門に付くが、まず先に五百羅観音が迎えてくれる。
■山門前に楓のトンネルが出来ている。秋には素晴らしい光景を呈する。
■■山門とその付近
茅葺の屋根を乗せた長屋門風の門である。映画などでよ〜く使われると聞く。
いよいよ境内である
■■概説
■■本堂
本堂は、幾多の苦難を乗り越え2008(平成20)年に完成した。
本尊は、十一面観世音菩薩、脇仏に三十三体の観世音菩薩、足利尊氏が信仰したと寺伝にある地蔵菩薩像が祀られており西国三十三所巡りに等しい功徳があると伝えられている。
田村能里子画伯の障壁がある。
■襖絵
室中、上間、下間の襖五十八面には、田村能里子画伯筆の『風河燦燦 三三自在』と題された襖絵がある。
従来の襖絵では花鳥風月や水墨画がよくあるが、その様なとらわれを乗り越えた大変親しみ暖かみのある襖絵である。
襖絵に登場する三十三人の老若男女が様々な姿でたたずむのを見ていると心が癒され温もりを感じる。
「タムラレッド」と呼ばれる独特の赤色が大変鮮やかに描かれている。 ≪引用:宝厳院HP≫
襖絵:風河燦燦 三三自在
■■茶室・青嶂軒(せいしょうけん)〜書院
本堂の左側に立つ書院と茶室は宝厳院が移築する前からあった大正時代の建物。
■■無礙光堂(むげこうどう)
永代供養洞である。この周辺の紅葉が素晴らしく、ライトアップされる。
■■無畏庵(むいあん)
恐れることなく法を説くことを意味する仏教の言葉。ここも映画撮影によく使われる。
■■■宝厳院の庭園 旧妙智院庭園を移築したものとされる。
室町時代に二度中国に渡った禅僧策彦周良禅師によって作庭されたとされる。嵐山を巧みに取り入れた借景回遊式庭園で庭園内に置かれた三つの巨岩「獅子巌」 「碧岩」 「響庵」も禅僧策彦周良禅師の命名とされる。
特に雨後は木々の色合いが微妙に深みのある眺めとなり、味わいある石や木々の吟味も格別で、独特な垣根も味がある。
□□□今回は,宝厳院の「獅子吼の庭」の造庭者:禅僧策彦周良禅師と吉田宗柱との関係が中心である。
天龍寺をバックに、策彦周良と吉田家とは、かねてより親密な関係にあった。特に3代目宗忠時代に育まれていた。
□□策彦周良(さくげんしゅうりょう)
室町時代の臨済宗の僧、文亀元年(1501〜天正7年(1579)は、細川氏被官・井上宗信の3子として生まれた。
鹿苑寺・心翁等安に学び、天龍寺で剃髪受戒する。妙智院の第3世となる。
室町幕府の遣明船副使として明(1539-1541)に渡る。天文7年(1539)4月3隻に分乗した460名の船団を率いて五島列島を出帆。翌年3月に北京に入城。朝貢任務を果たし、1541(天文10)年帰国した。
1547(天文16)年には二度目の渡明を命じられ、今度は正使として4隻630名あまりを率い5月に同じく五島列島から出発。途中海賊に襲撃され死者89人をだすも、6月に入明。
ただし、当時の明側では日本を「十年一貢の国」(十年に1度しか朝貢貿易を許可しない国)としていたため入国を拒否された。
翌年3月にようやく寧波上陸を許され、4月北京入り。再び正使として朝貢任務を果たし、同19年6月、大内氏の本拠山口へ3年ぶりに帰着した。翌年、陶隆房(のち晴賢)の下克上により、大内義隆が自害して事実上大内氏が滅亡したため、これが最後の遣明船となった。
帰国後は妙智院で隠棲し、武田信玄に請われ、一時甲斐国に移る。
五山の碩学として織田信長をはじめ多くの公家・武士らと交流したが、自身はあまり世に出るのを望まず住職として妙智院で隠棲し、天竜寺の護持に務めた。
詩文にすぐれ『謙斎詩集』『城西聯句』『漢倭聯句』など、五山文学史に多くの作品を残している。
著書『策彦入明記』は、外交、風俗・文化の貴重な史料となった。
吉田宗柱はこの遣明船に乗り二度にわたって中国に渡った。二度目の際には遣明使副使の代理をつとめ、策彦周良を支えた。
□□四代目吉田宗桂(意庵 1511〜1572 了以の父))
宗桂は名医として声望があった。勿論商売の方にも手をそめていた。が医術の道を究めるため入明を強く求め、天龍寺の僧である入明僧・策彦周良の遣明船に同行して、1539(天文8)年と1547(天文16)年の二度にわたり中国に渡った。
明の医術も学んだが、彼の医術も神察ありと評判になり、明の皇帝に薬を献上する栄に浴したとされる。
宗桂は帰国後、一流の医家として名声が高まり、朝廷から法印を授けられた。又宗柱は一流の文化人としても知られ、その資質は子・孫に引継がれた。
宗桂は、医家を次男の吉田宗恂(そうじゅん 意安)に継がせ、長男の了以(与七)の方は、「角倉」を正式に家名(屋号)として土倉業を発展させることになった。
後に、了以の子の素庵(そあん)もまた了以の良き協力者で事業の継承者となった。角倉家は後継者に恵まれ続けた。
宗柱が屋敷を構えたのは、嵯峨野天龍寺の境内とされる。
応仁の戦国乱世の騒乱の中、京の都は度々戦火にかかったが、京都市中から二里ほど離れた嵯峨野の地には、公家や大名豪商たちが別業を営む桃源郷のごとき場所であった。
室町幕府の保護を受けた天龍寺は、京五山第一位として格式高く、五山文学の花咲く嵯峨野文化の中心であった。
この天龍寺、ただの禅刹ではなかった。寺領の上りや供養料などを元手にして金貸しを行い、巨利を得ていた。
医業の傍ら土倉を家業とする宗柱が、天龍寺の境内に屋敷を構え、拠点としたのは、天龍寺を「大手銀行」とし、角倉家をその出先の「町金融業者」の役目を果たすためとされる。
又寺内には明国との交易で、異国の事情に明るい者もいたとされ、了以が育った環境が読めてくる。天龍寺が仕立てた船は「天龍寺船」といい、渡航費や積荷の交易は角倉一族で受け持ったとされ、天龍寺との緊密な関係が持続されていた。
■■■庭園
「獅子吼」とは、「仏が説法する」の意という。中央に三尊石(釈迦、文殊、普賢)を配している。
築山は須弥山を表し、苦海(空池)、雲上三尊石、海には此岸より彼岸に渡るという舟石、仏の元に渡るという十二支に見立てた獣石などが据えられている。
さらに、猫石も加わる。窓石の滝から水が流れをつくっている。策彦周良が命名したという獅子岩、碧岩、響岩などの巨石が据えられ岩間に根を張る「破岩の松」がある。
■庭の中をぐるっと円を描くように道が整備されている。
■■策彦周良が命名したという獅子岩、碧岩、響岩などの巨石が据えられ岩間に根を張る「破岩の松」がある。
■大きな岩が多くあり、同じ岩も場所をかえてみると違った岩に見える。
■■苦海
中央に三尊石(釈迦、文殊、普賢)を配し、築山は須弥山を表し、苦海(空池)、雲上三尊石、海には此岸より彼岸に渡るという舟石、仏の元に渡るという十二支に見立てた獣石などが据えられている。
■■庭では、豊丸垣、蓑垣、穂垣、木戸なども見ることができる。邸内の雰囲気を高めるアクセントになっている。
■■苔が美しく生えそろい、絨毯をなしている。
□□吉田宗柱と策彦周良との緊密な関係
二度にわたる渡航で、両者はますます昵懇となった。帰航の途次、周良の異国の夢に吉田宗忠(宗柱の父)、与三郎(宗柱の兄与左衛門光治の芳名)、孫六の面影がでてくると記録にあり、策彦周良と吉田家との親近性を物語っている。
二人の関係は、角倉家にとってその後も大きな影響を与えた。
宗柱の二度の渡航は、本人は勿論角倉家中全員が、「海外貿易は信じられないほどの利益をもたらす」と船や貿易、海外に目を向け始めた契機になったといえよう。
参考資料≪角倉素庵・高瀬の舟・近江源氏・街道をゆく・常在戦場・角倉了以の世界・富士川舟運遺聞・ウイキペデイア・他≫
京都府京都市右京区
臨済宗大本山天竜寺塔頭
大亀山 宝厳院
(Hogon-in Temple, Ukyoku, Kyoto City, Kyoto Pref.)
撮影日: 2012年5月20日
春の特別拝観
嵐山借景 回遊式山水庭園 「獅子吼(ししく)の庭」
本堂襖絵「風河燦燦三三自在」(田村能里子画伯筆)
寛正2年(1461年)室町幕府の管領であった細川頼之公の財をもって、天龍寺開山夢窓国師より三世の法孫にあたる聖仲永光禅師を開山に迎え創建された。
獅子吼の庭
庭園は天龍寺開山夢窓国師の法孫である策彦禅師の作とされ、嵐山を巧みに取り入れた回遊式山水庭園「獅子吼(ししく)」とは「仏が説法する」の意味で、庭園内を散策し、鳥の声、風の音を聴くことによって人生の真理、正道を肌で感じる。これを「無言の説法」というが、心が大変癒される庭である。この庭園の大きな石は「獅子岩」と名づけられており、獅子の姿が目に浮かんでくる。また、この庭園は江戸時代の京都の名所名園案内記と称すべき『都林泉名勝図会』にも掲載された名園、春は桜や新緑、秋は紅葉、庭園を覆う苔など1年を通じて楽しませてくれる
パンフレットと現地説明板
山門あたり
獅子吼の庭
茶室 無畏庵
獅子吼の庭(続き)
本堂、書院、茶室
獅子吼の庭(続き)
参考資料
宝厳院HP
Nov.2010 撮影
大亀山宝厳院は天龍寺の塔頭で、方丈等の南西にあります。
開創は寛正2(1461)年、庭園は獅子吼の庭と呼ばれる回遊四季山水庭園で、紅葉の季節には多くの人で賑わいます。
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