JAPAN GEOGRAPHIC

京都府京都市伏見区 法界寺

Hokaiji ,Fushimiku,Kyoto city,Kyoto

Category
Rating
Comment
General
 
Nature
 
Water
 
Flower
 
Culture
 
Facility
 
Food
 


京都市伏見区日野西大道町19 法界寺阿弥陀堂 国宝 近世以前/寺院 鎌倉前期 鎌倉前期 桁行五間、梁間五間、一重もこし付、宝形造、檜皮葺 18971228 19510609

京都市伏見区日野西大道町19 法界寺本堂(薬師堂) 重文 近世以前/寺院 室町中期 康正2(1456) 桁行五間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺 19090405


July 19,2020  大野木康夫

新型コロナウイルスの影響か、撮影者のマナーの影響かわかりませんが、境内での写真撮影ができなくなっていました。
  


駐車場から見た国宝阿弥陀堂
 


Jan.2012 大野木康夫 source movie

法界寺裸踊り(修正会)

2011.1.14撮影 

法界寺では、毎年元日から1月14日まで、本堂(薬師堂)で修正会の法会が行われます。

結願の14日は、阿弥陀堂で信徒が下帯姿で踊る「裸踊り」が行われます。

法会は夜7時から、裸踊りは7時半ごろからです。

6時30分頃に法界寺に着いて、阿弥陀堂の前を見ると正面はもう人で埋まっていたので、左わきから撮影することにしました。

境内風景

法会に向かう僧侶の列は撮影できませんでした。

裸踊りは最初は小学生の信徒、後ほど青壮年の信徒が行います。

国宝の阿弥陀堂の縁側には転落しないように竹が横に渡され、さらに消防団の人が木で押さえます。

小学生はさすがに水垢離はしませんが、下帯一つで足を踏み鳴らし、頭上で手を叩いて「チョウライ チョウライ(頂礼)」と連呼して踊ります。

躍るのは約30人ほどで、激しく踊るので数分踊っては休憩し、何回も踊ります。

青壮年は、境内の井戸で水垢離をしてから踊ります。

体を激しくぶつけながら踊ると、しばらくしたら頭上に湯気が立ち上るのが見えます。

やはり休憩しながら踊りますが、激しい踊りで汗だくになっています。

信徒が付けた下帯は、安産の腹帯として知り合いに貰われます。

私の子どもができたときにも、父親の知り合いの信徒の方から下帯をいただきました。

8時20分くらいに踊りが終わると、本堂で行われていた法会も終わり、僧侶が縁側に出て読経しながら木の棒で参列者の頭や肩を押さえ、御加持を行います。

普段は静かな境内も、この夜ばかりは多くの人で賑わっていました。


Nov.2011 野崎順次 source movie

京都府京都市伏見区日野西大道町19

法界寺(通称、日野薬師)

撮影日: 2011年11月3日

真言宗醍醐派の古刹で、通称日野薬師ともいう。

藤原氏の北家にあたる日野家の菩提寺で、1051年(永承6)日野資業が薬師如来像を造って、日野家伝来の小像の薬師如来を胎内に収め、薬師堂を建立して寺とした。

日野一族といえば、浄土真宗の開祖親鸞の誕生地であり、日本史を彩った女達の一人日野富子等がいる。

本尊の薬師如来像(重文)は、胎内仏というところから、安産、授乳、子授等のご利益があり、特に女性の信仰を集めている。

阿弥陀堂(国宝)は、藤原時代に起こった浄土教の流行や、末法思想等の影響で各地に建てられた阿弥陀堂建築の一つで、堂内には定朝様の丈六の阿弥陀如来像(国宝)が、安置され、周りには、これも絵画史上貴重な天人の壁画(重文)が描かれ、さながら現世の極楽浄土の世界を表している。

パンフレットと現地説明板

山門をくぐり、阿弥陀堂、薬師堂を向かう。

国宝 阿弥陀堂 鎌倉前期(1185-1274)

桁行五間、梁間五間、一重もこし付、宝形造、檜皮葺

重文 本堂(薬師堂) 室町中期 康正2(1456)

桁行五間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺

境内の庭園

帰途、淡白で美味な湯葉そばと川辺の小花

参考資料

京都観光Navi HP

国指定文化財等データベース


July 2011 大野木康夫 source movie

2011.7.24撮影 

所在地 京都府京都市伏見区日野西大道町19

法界寺は山科盆地の南、伏見区日野にあります。

藤原北家日野氏の菩提寺で、日野氏出身の親鸞聖人の誕生地でもあります。

地下鉄東西線石田駅から東に約1㎞、ゆるやかな坂を登っていくと、道標が見え、そこを南に曲がると法界寺が見えます。

山門

阿弥陀堂と本堂(薬師堂)が見えます。

阿弥陀堂に向かって進みます。

阿弥陀堂(国宝)

鎌倉時代前期の建築

桁行五間、梁間五間、一重もこし付、宝形造、檜皮葺

宝形造としてはとても大きなお堂です。

安置されている丈六の阿弥陀如来座像も国宝です。

本堂(薬師堂、重要文化財)

康正2(1456)年の建築

桁行五間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺

阿弥陀堂の南、池の近くに建っている上品な小ぶりのお堂です。

毎年1月14日、裸踊りが行われ、使われた褌を腹帯として使うと安産になるといわれています。

境内は京都市指定史跡で、ちょうど蓮や桔梗が咲いていました。

日蔭ではクロトンボが飛んでいます。

法界寺から少し東に行くと、本願寺別堂の日野誕生院があります。

元は文政11(1828)年、本願寺第20代広如宗主が親鸞聖人の誕生の地に建てられた有範堂で、昭和6(1931)年に大改造を行い、日野誕生院となりました。

建物の様式は真宗様式ではなく平安時代のものが用いられています。

帰り道から阿弥陀堂が見えます。


Nov. 2007 瀧山幸伸  source movie


Dec. 2006 瀧山幸伸 source movie

阿弥陀堂

薬師堂

庭園


事務局用

   All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中