京都府京都市左京区 岩倉具視幽棲旧居
Iwakura Tomomi residence,Sakyoku,Kyoto city
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May 6, 2015 野崎順次 source movie
京都府京都市左京区岩倉上蔵町100
国史跡 岩倉具視幽棲旧宅
(Former Retired House of Tomomi Iwakura, Sakyoku, Kyoto City, Kyoto Pref.)
岩倉具視は,明治維新における王政復古に力を注いだ幕末,明治期の代表的な政治家です。文政2年(1825)に参議正三位堀河康親(やすちか)の次男として生まれたのち,天保9年(1838)に公卿岩倉具慶(ともやす)の養子となります。安政元年(1854)には孝明天皇の侍従となり,次第に朝廷内において台頭し,発言力を増してきました。そのような中で公武合体をすすめるため孝明天皇の妹,和宮の将軍家への降嫁を推進したことにより,尊皇攘夷派から佐幕派の巨頭と見られるに至り,文久2年(1862)に攘夷運動の高まりの中で辞官落飾し,洛北の岩倉村に慶応3年(1867)までの間幽棲したのがこの旧宅です。
岩倉具視は,文久4年(1864)に大工藤吉の居宅(現在の附属屋)を購入し,主屋と繋屋を増築して住居としました。
当史跡は周囲を塀で囲まれ,居宅は茅葺の主屋(約60㎡)と瓦葺の附属屋(約67㎡),繋屋(約9㎡)から成ります。他に敷地の南土塀に表門を構え,門を入って主屋南庭に通じる中門,池庭,離れの便所によって構成されています。平成20年(2008)から4箇年をかけて,京都市が文化観光資源保護基金を活用し,かつ国庫補助を得て,本格的な修理を行いました。また,敷地の東側には,展示・収蔵施設である対岳文庫(国登録文化財)と管理事務所があります。
(京都市情報館「国指定史跡岩倉具視幽棲旧宅の一般公開開始について」2013年5月31日より)
パンフレットと現地説明板
表門、通用門あたり
主屋(鄰雲軒)
附属屋
石碑(遺髪塚と顕彰碑)と庭
国登録 対岳文庫 昭和三年(1928)
鉄筋コンクリート平屋建て、建築家武田五一(京都帝国大学教授)の設計。岩倉具視遺品類や明治維新関係文書などを展示収蔵する。
Feb.2011 瀧山幸伸
工事中
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