京都府京都市東山区 慈芳院
(Jihoin Temple, Higashiyama-ku, Kyoto City, Kyoto Pref.)
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保存が良好でバランス良く美しい薬師石仏 | |
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March 20, 2020 野崎順次 source movie
京都府京都市東山区東大路通五条下る慈法院庵町596
臨済宗建仁寺派
慈芳院は慶長三年(1598)近江国蒲生郡橋本の領主、山中山城守長俊が、その妻慈芳院の追善供養のため建立した寺院と伝える。長俊は豊臣家の近臣で、方広寺(東山区茶屋町)大仏殿建立につくした人物という。
薬師石仏 鎌倉中期 高180cm 花崗岩(やわらかい質)
端正で慈悲深い面相が実に美しい。(中略) 体部の肉付けも、程よく整理されており、その衣文表現も的確で、起伏のあらわし方が実に自然である。鎌倉中期の写実彫刻に裏づけられた表現法のそなわった薬師如来像である。
薬師如来の座す蓮華座は、高さ42cmもあって、普通の蓮華座より背高くつくられており、その表面に葺かれた蓮弁は三段の鱗葺という豪華なつくりである。洛中薬師石仏中でも、最優秀作に属するものであろう。
(清水俊明「京都の石仏」昭和52年より)
その他
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