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京都府京都市左京区 熊野神社

Kumanojinja,Sakyoku, Kyoto city,Kyoto

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Nov.10,2016 中山辰夫

京都市左京区聖護院山王町43

祭神:伊弉冉命

聖護院の西、丸太町通と東大路通の交差地の北西角に建つ。明治迄、この地に聖護院村があり、森が鴨川にかけて広がっていた。

 

社伝によれば、811(弘仁2)年に修験道の開祖、役小角の十代・山伏日円が勧請して創建されたと伝えるが、園城寺(三井寺)の僧・増誉が白河上皇の意を受けて、熊野新宮御霊を勧請したのが創祀と思われる。同じく増誉によって創始された聖護院の鎮守社で、院政期に創立された熊野社である。天台系修験道鎮護の神社として知られる。

足利義満に広大な社地を寄進されたが、1468(応仁2)年に聖護院ともども兵火で焼失した。

現在の社境は1666(寛文6)年の再興以降に確立した。

応仁の乱により焼失したが、その後再興され、現在の本殿は、1835(天保6)年に三間社流造の下鴨神社の旧本殿を移築したものである。

2007(平成19)年、本殿屋根の修復が行われた。

社殿は拝殿しか見えない。本殿は屋根だけが見える。

      

社殿回り細部

             

熊野の神社の神のお使いとされるカラスが目立つ。カラスの瓦が珍しい。

            

田舎に多いハシボソカラスが描かれている。熊野には沢山いたのかも。カラスは不吉なものという先入観があるが、江戸時代までは悪いイメージはなかった?

八咫烏の脚は3本が特長、3は最初の陽数なので太陽の化身ともいわれる。本宮・新宮・那智の3カ所を表わしているともいわれる。

西尾為治銅像 八つ橋誕生の案内

      

平安建都千二百年祭の記念に「八ツ橋発祥之地」碑(梅原猛揮毫)が建てられ、神社の左隣には発祥の家(店舗)がある。本店も近い。

参考

京都三熊野神社は、熊野神社と新熊野神社、熊野王子神社

熊野王子神社

  

新熊野神社

  

熊野神社は熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の祭神を勧請された神社のこと。

熊野詣の盛行や有力者による荘園の寄進、熊野先達の活動により全国に熊野信仰がひろまったことにより、熊野三山の祭神を勧請した神社が全国に成立した。熊野三山の祭神たる熊野権現は、その主祭神である熊野三所権現だけでなく、十二所権現をも含んでいる。

熊野三山の祭神を勧請するといった場合、三所権現のいずれかひとつの神ないし三神の全て、または十二所権現の全てないし若宮のみを勧請する場合や、九十九王子の中でも重要な五体王子を勧請するものもあり、それら全てを含めて熊野神社とした場合、その数は三千余に達するといわれる。

(Wikipedia)

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