京都府京都市西京区 松尾大社
Matsunoo Taisha,Nishikyoku.Kyoto city,Kyoto
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August 20,2022 大野木康夫
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参道
楼門
拝殿
境内の小川
中門、廻廊、本殿
本殿(重要文化財)
部分撮影
南側末社
Apr.3,2018 瀧山幸伸 source movie
松尾大社神幸祭
April 21,2013
京都の神社の多くは春祭りに神輿巡行を行いますが、その中で最も大きなものが松尾大社の神幸祭(おいで)と還幸祭(おかえり)です。
古くは「松尾の国祭」、「松尾の葵祭」と呼ばれた千年以上続く祭りです。
神輿6基(四之社、三宮社、衣手社、宗像社、櫟谷社、大宮社)と唐櫃1基(月読社)が巡幸します。
氏子地域が松尾ではなく、旧葛野郡の西京極村、大内村、朱雀村、唐橋村など右京区南部の諸地域なので、御旅所は下京区七条御前などにあり、そこまでの巡幸となります。
松尾橋から松尾大社
船渡御に使う和船(嵐山で使われているもの)をトラックに積み込んでいました。
境内では神輿の準備が行われていました。
ヤマブキがほぼ満開でした。
神輿の準備が行われている中、お稚児さんや「鳴閂」(なりかん)とよばれる金具を運ぶ担ぎ手などが拝殿周囲にやってきます。
なりかんは、飛び跳ねて担ぎ棒を上下に激しく揺らす京都の神輿の特徴で、担ぎ棒の四隅に付けて飛び跳ねるたびに金具が鳴るようにしたものです。
殿を行く大宮社に神様を移す作業が行われます。
巡幸の先頭は月読社の唐櫃です。
先頭は四之社の神輿です。
神輿は本殿前で神様を移し、拝殿の周りを激しく揺さぶりながら三周ほど回ります。
これを「拝殿回り」といいます。
二番目は衣手社の神輿です。
三番目は三宮社の神輿です。
四番目の宗像社の神輿は楼門の脇から見ました。
五番目の櫟谷社の神輿は二の鳥居の脇から見ました。
六番目の大宮社の神輿も二の鳥居の脇から見ました。
「おいで」では、桂離宮の脇から、船渡御が行われる予定なので、阪急電車で松尾駅から桂駅まで行って、桂離宮脇の桂川右岸に行きました。
残念ながら、強風のため、船渡御は中止となりましたが、稚児と月読社の唐櫃は船で対岸に渡りました。
神輿は桂大橋を渡って、桂川左岸の広場で休憩します。八条通から河原までの坂道を、揺さぶりながら順に下りていきます。
四之社
衣手社
三宮社
宗像社
櫟谷社
大宮社
河原の広場で6基と唐櫃が並んで昼食休憩です。
船渡御が行われた場合の上陸地点も撮影しました。
休憩が終わり、神事が行われます。
神事が終わると、月読社を先頭に、御旅所に向かいます。
四之社
衣手社
市バスが桂大橋の上で神輿が過ぎるのを待っていました。
三宮社
宗像社
櫟谷社
大宮社
京都府京都市西京区嵐山宮町3
松尾大社
(Matsuotaisha Shrine, Nishikyoku, Kyoto City, Kyoto Pref.)
撮影日: February 3, 2013
桂川の西、松尾山の麓に位置する松尾大社は、境内12万坪を有している。京都市最古の神社のひとつといわれている。平安時代の清少納言は『枕草子』中で、「神は松の尾」と松尾神を第一に挙げた。主祭神は山神の大山咋神(おおやまくいのかみ)、相殿神は福岡宗像大社の三女神の一人で海上守護の神の中津島姫命(なかつしまひめのみこと、市杵島姫命)。また、洛西の総氏神であり、酒造技術を伝えた渡来系氏族・秦氏に由来し、酒造の神(醸造祖神)であり、そのほか開拓、治水、土木、建築、商業、文化、交通、安産などの幅広い信仰を集めている。神仏霊場会第87番、京都第7番。「四神相応の京 京都五社めぐり」の西、白虎にあたる。(京都風光HPより)
パンフレット
阪急松尾駅前の平成大鳥居から参道を進む。
楼門から境内へ。
松尾大社庭園は昭和を代表する作庭家、重森三玲の絶作である。
曲水の庭、近代においては忘れられていた曲水庭園の現代的解釈。王朝文化華やかなりし平安貴族の人々が、慣れ親しんだ雅遊の場を表現した。
即興の庭、当初の設計計画には無かった空間で即興的に造り上げた。
上古の庭、古来からの磐座を表現。中央に巨岩二つは、当神社ご祭神の男女二柱を、ミヤコザサは人の立ち入れない高山の趣きを、そしてこれを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿を象徴している。
それから
蓬莱の庭、蓬莱神仙の世界を表現。三玲が池の形を指示し、長男の完途が遺志を継いで完成。蓬莱とは、不老不死の仙界の意味で、その島にあこがれる蓬莱思想が鎌倉時代に最も流行し、これが作庭技術にも採用されてきた。その鎌倉期に代表される回遊式庭園を取り入れた。全体が羽を広げた鶴をかたどっている。
参考資料
松尾大社HP
京都風光HP
松尾大社・松風苑(重森三玲作)
松尾大社は「京都五社めぐり」のうちの一社で、醸造の神様。庭園は重森三玲の絶作ということです。
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