京都府京都市左京区 南禅寺
Nanzenji,Sakyoku,Kyoto city,Kyoto
April 21, 2019 野崎順次 source movie
今回は主に庭を鑑賞した。
パンフレット、庫裏から大方丈へ
国名勝 南禅寺方丈庭園 江戸初期 枯山水
本庭は本寺方丈南庭として築造された枯山水である。南方から西にかけては土塀を巡らしていて、全面積約百二十坪ほどあって、東西にやや細長く、長方形の地割となっている。
(中略)
このような関係で、もし本庭が寛永期にできたとすると、本庭の石組がもっと剛健でなければならないが、現状を一覧するも、この枯山水は元禄前後まで降った頃の作庭と考えられる。寛政十一年(1799)版の「都林泉名勝図会」には本庭の図を載せ
南禅寺 方丈の林泉は、奇石巨巌砠て雲夢七沢を闢くの仙境なり。
と賞讃の辞を述べているほどであり、大体にその頃のままよく保存されていることが解る。今本庭を一覧すると、南の土塀に沿って東南角に巨石を横石式に配し、中央にもやや大ぶりの石を同じ横石式に用い、西部にも同様の石を横石として用いてある。そしてさらにその前に小石を白砂中に(岩島式に)北東から南西へ斜線的に配し、全体が土塀際に地割されていることからも、寛永期より降る地割であり、さらに石組手法の上からも立石が見られないので、元禄前後まで降ると見てよい。
しかしさすがにどことなく上品で禅院的な簡素な構成が見られ、名園の名を恥ずかしめないものがある。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」南禅寺方丈庭園より)
小方丈庭園、如心庭 1966年作庭、柴山全慶老師による
蓬莱神仙庭
六道庭、1967年作庭
不識庵、1968年宗?流一門により寄進
渡り廊下
鳴滝庭
華厳庭
還源庭
帰途
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