京都府京都市左京区 奥丹南禅寺店
(Nanzenji Branch of Okutan Yudofu Restaurant, Sakyo-ku, Kyoto City, Kyoto Pref.)
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July 18, 2020 野崎順次
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京都府京都市左京区南禅寺福地町86-30
奥丹南禅寺店
奥丹は湯豆腐料理店で、南禅寺名物の湯豆腐の発祥の地とも言われています。創業は当地がまだ南禅寺の境内であった1635年、当時の屋号は「奥の丹後屋」でした。元々、煮たり焼いたりして食べていた豆腐を、冬にお客様をもてなすために、初めて温めて出したと伝わるお店です。16代目が経営する現在も「奥丹南禅寺店」として昔ながらの湯豆腐を提供しており、とろろ汁、ごま豆腐、木の芽田楽、精進天ぷらなど、禅の味覚が一通り楽しめるコース料理専門の店となっています。豆腐は奥丹清水店の地下で、今も手作りされています。豆腐工房と別の専用のにがりを抽出するお部屋があり、そこで塩から天然のにがりを抽出しているとのこと。北に正的院、東に聴松院と、南禅寺の塔頭に挟まれて建っこの店は、南禅寺の一部と言ってよいぐらいまわりに溶け込んでおり、紅葉などの植栽が彩りを添える小さめに露地庭があります。この庭は、推定で江戸時代中期作と思われますが、詳細は不明です。なお、清水店(東山区清水3丁目340番地)の方には、600坪の庭があり、こちらは中央を小川が流れる池泉の庭となっています。
[「特別レポート 京都・南禅寺界隈の見学可能な秘宝日本庭園」編集 Akiko S. Hosler (保須羅晃子)、2016年10月(追記 2020年5月)より]
昼食コース、3000円なり
障子越しの庭
露地庭
隣のお寺の庭
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