京都府京都市下京区 龍谷大学
Ryukoku University, Shimogyoku,Kyoto city,Kyoto
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General |
文化財である校舎が集約されて残されています。西本願寺等他の見どころも近いです。 | |
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Culture | 指定文化財の校舎が現役で使用されているキャンパスです。 | |
Facility |
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守衛室に各種パンフレットが備えられています。建学370周年記念事業として、西本願寺前に、大学所蔵の文化財等を展示する龍谷ミュージアムが建設されています。(2011年オープン) |
Food |
京都市下京区猪熊通七条上る大工町125-1 龍谷大学 本館 重文 近代/学校 明治 明治12(1879) 木造石貼、建築面積516.8㎡、二階建、桟瓦葺 石造正門1棟、渡廊下1棟、設計図2幅 19640526
京都市下京区猪熊通七条上る大工町125-1 龍谷大学 南黌 重文 近代/学校 明治 明治12(1879) 木造、建築面積694.8㎡、二階建、桟瓦葺(内装を除く) 19980501
京都市下京区猪熊通七条上る大工町125-1 龍谷大学 北黌 重文 近代/学校 明治 明治12(1879) 木造、建築面積683.6㎡、二階建、桟瓦葺(内装を除く) 19980501
京都市下京区猪熊通七条上る大工町125-1 龍谷大学 旧守衛所 重文 近代/学校 明治 明治12(1879) 煉瓦造、建築面積29.0㎡、一階建、桟瓦葺 19980501
April 30 and May 1, 2022 野崎順次 source movie
京都府京都市下京区
龍谷ミュージアム
建築設計者: 赤木隆(株式会社日建設計)
竣工: 2010年7月
第15回公共建築賞(2016年、文化施設部門)久保田浩二委員の解説
道路を繋ぐ路地状の通路を設け、透明性・開放性・利便性を高めている。
施設の根幹である展示室・収蔵庫が温湿度に配慮した二重壁構造であるだけでなく、杉間伐材や自然石、漆喰壁の利用、通路の打ち水、中庭のドライミスト
「龍谷大学龍谷ミュージアム」は、仏教の誕生から現代までの歴史や思想、美術等を総合的に収蔵、展示、研究する施設であり、中高生や外国人などの幅広い利用に供されている。
西本願寺に面する「堀川通」と門前町が広がる「油小路」に挟まれた敷地において、京都市景観条例に基づく高さ(15m以下)や形態等の規制を受け止め、エントランスホールや中庭を地下レベルに配置するとともに、堀川通側外壁には日射遮蔽も考慮した簾状のセラミックルーバーを設え、周辺と調和した切妻屋根(油小路側はセットバックして分節化)を採用している。また、1階はスパン35mのピロティ奥をガラス張りとし、来訪者や地域住民が利用できる多目的室、カフェ・ショップのほか、2、油小路沿いの犬矢来を模した駐輪ラックなど、細部まで配慮されている。
以上のとおり、秀逸な企画・計画・設計であるほか、施工も丁寧であり、維持管理も行き届いた「上品な建築物」であることから、文化施設部門における公共建築賞に相応しいと評価できる。
(公共建築 Vol.58-2 No.211 2016.11 より)
その他の受賞歴
大阪建築コンクール 大阪府知事賞、2011年
京景観適合建築物 感謝状、平成23年
第二回京都建築賞 最優秀賞、2014年
京都景観賞 建築部門 市長賞、平成27年
第11回読者と選ぶ「建築と社会」賞 作品部門、平成24年
京環境配慮建築物 最優秀賞、平成25年
建物外観
中庭
エントランスホール
春季特別展 ブッダのお弟子さん 2022年4月23日-6月19日
パンフレットと資料
2018年4月21日−6月17日
春季特別展「お釈迦さんワールド−ブッダになったひと−」
パンフレット
京都府京都市下京区西中筋通正面下る丸屋町117
龍谷ミュージアム
企画展 地獄絵ワンダーランド 2017年9月23日−11月12日
パンフレット
May 18,2014 大野木康夫 source movie
日曜の朝、学生の姿もなくほぼ無人の状態でした。
門衛所
講堂
南黌
北黌
京都府京都市下京区
龍谷大学大宮学舎
(Ryukoku University Ohmiya Campus, Shimogyoku, Kyoto City, Kyoto)
撮影日: 2011年12月3日
本館1階展観室で「営みの中の時と暦展」開催中のため、内部が見学できた。
本館内部 見学できるが、玄関付近あたりを除いて撮影禁止である。
南黌(なんこう)内部、1階から2階へ
2階の窓から
北黌(ほくこう)内部、1階
京都市下京区西中筋通正面下る丸屋町117
龍谷ミュージアム
(Ryukoku Museum, Shimogyo-ku, Kyoto)
撮影日: 2011年11月13日、12月3日
龍谷ミュージアムは、インドでの仏教の誕生からアジアへの広がり、日本の仏教の展開までを視野に入れ、仏教を中心とする文化財を広く公開することを通じて、仏教文化への理解を深めてもらうとともに、学術研究を推進し、その成果を社会に発信することを目指しています。
パンフレット
建物外部
建物内部
「釈尊と親鸞」開催中。龍谷ミュージアムの開館、および親鸞聖人750回の大遠忌法要を記念する展覧会です。
Nov.2011 野崎順次
撮影日: 2011年11月3日
日本人が設計した初期の洋風建築の代表作で、明治12年(1879)に竣工した。龍谷大学本館、南黌(なんこう)、北黌(ほくこう)、渡り廊下、旧守衛所、正門は、いずれも国の重要文化財に指定されている。
現地説明板
正門
旧守衛所: 煉瓦造、建築面積29.0m2、一階建、桟瓦葺
校内を見回す。
本館: 木造石貼、建築面積516.8m2、二階建、桟瓦葺
南黌(なんこう): 木造、建築面積694.8m2、二階建、桟瓦葺(内装を除く)
渡り廊下
北黌(ほくこう): 木造、建築面積683.6m2、二階建、桟瓦葺(内装を除く)
参考資料
国指定文化財等データベース
Oct.2010 撮影:大野木康夫
所在地 京都府京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1
龍谷大学の源流は、寛永16(1639)年に西本願寺境内に開設された「学寮」である。
その後「学寮」は寺域外に移転し「学林」と改称されたが、明治になって再び境内に移転し「大教校」と改称された。
明治12(1879)年には、「大教校」講堂、南黌、北黌、守衛所及び正門が落成した。
これらの建物は、日本人が設計した初期の洋風建築として国の重要文化財に指定されるとともに、今なお現役の校舎(文学部並びに大学院文学研究科及び実践真宗研究科)として使用されている。
石造正門(国指定重要文化財)
構造等 間口3間、石柱4本、鋳鉄製扉附属
現在の扉はレプリカでアルミ鋳物製。
本物の扉は英国アームストロング社製で、現在は東黌1階に展示されている。
旧守衛所(国指定重要文化財)
構造等 煉瓦造、建築面積29.0㎡、一階建、桟瓦葺
本館(国指定重要文化財)
構造等 木造石貼、建築面積516.8㎡、二階建、桟瓦葺
附指定 石造正門1棟、渡廊下1棟、設計図2幅
天保元(1830)年に広如宗主から贈られた「真宗学庠」の扁額と、龍谷大学(大教校)の旧校章「六藤紋」が掲げられている。
現在は講堂やミュージアムとして使用されている。
南黌(国指定重要文化財)
構造等 木造、建築面積694.8㎡、二階建、桟瓦葺
建築当初は寄宿舎として使用されていたが、現在は校舎として使用されている。
北黌(国指定重要文化財)
構造等 木造、建築面積683.6㎡、二階建、桟瓦葺
南黌と同様、建築当初は寄宿舎として使用されていたが、現在は校舎として使用されている。
渡廊下(国指定重要文化財)
本館の附指定。本館と南黌に接続している。
石造正門の鋳鉄製門扉(国指定重要文化財)
東黌1階の中央階段脇に展示されている。英国アームストロング社に特注されたもの。
本館、南黌及び北黌は、日没後、午後10時までライトアップされる。
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