京都府京都市左京区左京区の石仏

京都府京都市

京都府京都市左京区左京区の石仏

（Stone Buddhist Images, Sakyoku, Kyoto City, Kyoto Pref.）

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General		京都人に親しまれた石仏たち
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March 1 and 7, 2020 野崎順次 source movie

京都府京都市左京区
京都市左京区の石仏めぐり - その２
（Stone Buddhist Images - Part 2, Sakyoku, Kyoto city, Kyoto Pref.）

６：知恩寺墓地の石仏（田中門前町103）

　　

阿弥陀石仏、鎌倉時代、首は江戸時代、高さ1.7m、膝張1.4ｍ、厚さ75cm。

　　　　　　　

五劫思惟の阿弥陀石仏、頭部螺鈿が異様に伸びている、江戸時代。

　　　　

その他の石仏

　　　　　　

鐘楼横の早咲きのふじ桜は満開。品種としてマメザクラとか。

　　　　

７：太閤の石仏（北白川西町83）
座高2mの大石仏であるが、火災のためか、表面剥落がひどく、顔は近年に彫り直している。太閤秀吉が気に入って、聚楽第の近くまで運ばせたが、夜になると北白川に帰りたいとうめくので、戻したという伝説がある。

　　　　　

８：小町寺の石仏（静市市原町1140）
正しくは如意山補陀洛寺、天台宗延暦寺派の尼寺。

　　　

小野小町塔、総高３ｍ、初重軸部に薬師・釈迦・弥陀・弥勒の顕教四方仏。

　　　　

墓地には三百体近い石仏。

　　　　　　　　　　　　

本堂前の大形宝篋印塔、総高2.4ｍ、鎌倉後期か。

　　　　

９：恵光寺石仏群（静市市原町1142）
六体のうち中央の三体は特に優れた作風である。
中央は弥勒仏か、高さ1.5m、座高1.2ｍ、鎌倉後期、花崗岩。
左右の定印阿弥陀座像、ともに座高85ｃｍ、鎌倉後期、

　　　　　　　　　　　　　　　

10：丁蓮寺弥陀板碑（田中門前町103－23）
知恩寺内の塔頭。阿弥陀板碑、来迎阿弥陀像で頭光背から放射光、足元には蓮華の花びん。高さ2.1m、幅75cm、像高93cm、鎌倉時代、緑泥片岩。

　　　　　　　　　　　

11：北白川の弥陀二尊（北白川西町76－１）

　　　　　　　
向かって右の阿弥陀石仏、木彫り仏におとらぬ技巧で、京都で屈指の名作。鎌倉中期、花崗岩（白川石）。

　　　　　　

向かって左の阿弥陀石仏、摩滅が進んでいるが堂々たる体躯。鎌倉中期、花崗岩（白川石）。

　　　　　

市史跡　北白川西町道標（嘉永2年、1849年）

　　　

参考資料
清水俊明「大和の石仏」1974年、春近書店
川勝政太郎「新装版　日本石造美術辞典」1998年、東京堂出版

February 9 and 11, 2020 野崎順次 source movie

京都府京都市左京区
左京区の石仏めぐり - その１
（Stone Buddhist Images - Part 1, Sakyoku, Kyoto City, Kyoto Pref.）

１：　釈迦堂の天平仏（藪里釈迦堂一乗寺釈迦堂町10）
俗に「夜泣き地蔵」といわれ、地蔵盆にペンキを塗って化粧する習わしがあるので、分かりにくいが、奈良時代天平末期の希少な如来像だという。高さ1.9ｍ、幅91cm、像高1.54ｍ、花崗岩。
　　　　

２：　清賢院の地蔵菩薩（一乗寺東浦町32）
錫杖を持たず古式地蔵の姿、高さ２ｍ、幅1mの舟形に像高1.6mの厚肉彫り、鎌倉時代、花崗岩。
　　　　　

３：　一乗寺北墓地弥勒仏（一乗寺竹ノ内町）
弥勒仏、鎌倉時代、高さ1.75ｍ、幅1.2ｍ、厚さ70cm、像高96cm、花崗岩。修学院から一乗寺にあった延暦寺三千坊関連か。
　　　　　　　

４：　岩倉三面石仏（岩倉上蔵町305あたり）
岩倉の里人が「大日さん」と呼ぶ。高さ1.9ｍ、幅1.65ｍ、厚さ53cmの花崗岩正面に、定印阿弥陀如来坐像、座高1.52ｍ。右に十一面観音立像、像高1.03ｍ、左に古式地蔵立像、像高84cm。
　　　　　　　　　　　

宝篋印塔、伝藤原藤房卿髪塔、南北朝か。
　　　

　
５：　岩倉の目なし地蔵（岩倉上蔵町85）
定印阿弥陀像、高さ1.22ｍ、座高１ｍ余、右側面に如来像40cm、古式地蔵立像62cmの三面石仏。鎌倉後期か、花崗岩。その横の八体の石仏は、鎌倉後期から室町。
　　　　　　

参考資料
清水俊明「京都の石仏」昭和52年4月10日、創元社
川勝政太郎「新装版　日本石造美術辞典」1998年9月20日、東京堂出版