京都府京都市東山区 東福寺霊雲院
(Tofukuji Reiun-in, Higashuyamaku, Kyoto City, Kyoto)
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June 3,2018 中山辰夫
東福寺の塔頭は現在二十五ケ寺あるが、霊雲院はその一つである。
1390(明徳元)年岐陽方秀が東福寺山内に建てた隠遁所「不二庵」を、霊雲院と改名。方秀は経書に通じ将軍足利義持の帰依をうけた。
寛永年中(1624〜44)湘雪守げん(さんずいに元)は肥後熊本の藩主細川忠利・光尚の帰依を受け、寺産五百石の寄進の申し出を受けたが、和尚は堅く拝辞し、「出家の後、
禄の貴期は参禅の邪鬼なり、庭上の貴石を賜はらば寺宝とすべし」
と請い、光尚より賜ったのが今も書院前にある遺愛石。
重森三玲により修復された「九山八海の庭(麗の庭)」−見ごたえがある。
幕末に勤皇僧月照忍向と西郷隆盛が密議を交えた事や日露戦争中にロシア人捕虜収容所にもなった歴史を有している。
アプローチ
入口周辺〜玄関の間
重森三玲の書(千山・無無無)が掲げてある。
院内全景
書院・本堂
小書院
いよいよ庭園です
説明
九山八海の庭 (霊の庭)
全景
書院前縁側より見た細部
本堂前から見た遺愛石周辺
小書院前から見た周辺
臥雲の庭
小書院に西側から茶室観月亭に広がっている。小書院の縁側より見る
全景
細部
茶室 観月亭 小書院から見る
追加情報
東山区本町15丁目
東福寺塔頭 霊雲院
撮影日: 2012年5月5日
東福寺塔頭。1390年(明徳1)岐陽方秀が開創。寛永年間(1624-44)に住持の湘雪守げんに帰依した熊本藩主細川忠利・光尚父子から、遺愛石と銘づけた須弥台と石船を贈られた。古今、名石の誉れが高い。枯山水の庭は、戦後、重森三玲氏(庭園研究家)の手で復元され、遺愛石を置いた九山八海の庭と、臥雲の庭の二つがある。桃山様式という二階建て茶室観月亭から庭が観賞できる。
パンフレットと現地説明板
入口
建物内部
九山八海の庭(霊の庭)と遺愛石
臥雲の庭
茶室観月亭まわり
参考資料
京都観光Navi
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