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京都府向日市 物集女車塚古墳

(Mozume-Kurumazuka Tumulus, Muko City, Kyoto Pref.)

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August 8, 2021   野崎順次  source movie

 

京都府向日市物集女町南条


国史跡 乙訓古墳群 物集車塚古墳

古墳時代後期(6世紀中頃)の前方後円墳です。淳和天皇(840年没)の棺を運んだ車を納めた地という伝承が、「車塚」の名の由来とされています。
全長約46メートル、後円部が直径約24から32メートル、高さ9メートル、前方部が長さ約18から23メートル、幅約39メートル、高さ約8メートルです。後円部、前方部とも二段築成で、墳丘にはごく一部に葺石が施され、埴輪が並べられていました。
埋葬施設は「畿内型」の「横穴式石室」と呼ばれ、整備して形がきれいに残っていることから、毎年、内部が一般公開されています。石室奥壁に沿って置かれた石棺は「組合せ式家型石棺」と呼ばれ、大阪府と奈良県の境にある生駒山系の二上山で採石された凝灰岩製の板材を組み合わせてつくられています。蓋や底の石にある出っ張りは縄掛突起と呼ばれ、重い石に縄をかけて運んだと考えられています。
石室の構造や副葬品(馬具、ガラス製の装飾品、金属製の冠の断片、武器、土器等)から、埋葬者は6世紀前半に弟国宮をつくった継体大王と所縁が深い人物と考えられています。
(京都府向日市歴史・観光サイトより)

現地説明板
    


東から見た全景、手前が前方部
    


現在も機能する石室の排水溝
 


北側、右が後円部、砂地は周濠を示す。
         


後円部南側に開口した石室、普段は未公開
      

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