京都府長岡京市 恵解山古墳
(Igenoyama Kofun Tumulus, Nagaokakyo City, Kyoto Pref.)
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Feb.19,2017 中山辰夫
恵解山古墳公園
京都府長岡京市勝竜寺・久貝
国史跡・京都府有形文化財(鉄製品)
整備が終了した平成26年秋から公園として開園された。
桂川、宇治川、木津川の合流点東北の平野部に位置する。京都府南部の乙訓地域最大の前方後円墳である。埴輪列と葺石が確認されている。
乙訓地域には5世紀頃築造された古墳が多くあるが、恵解山古墳は、最大のもので、この地域の支配者の墓とされる。
前方後円墳・墳丘長さ128m・築造年代5世紀
外観
埴輪
各段とテラスや造りだしには約600本の埴輪が並べてあった。水鳥形埴輪、円筒埴輪、家形埴輪なども含まれる。
鉄製武器類埋納施設
刀剣などの鉄製武器が約700点納めた埋納施設は珍しいもの
参考
京都府長岡京市京都府長岡京市勝竜寺・久貝
国史跡 恵解山古墳(いげのやまこふん)
(National Historic Site “IGENOYAMA KOFUN TUMULUS”, Nagaokakyo City, Kyoto Pref.)
恵解山古墳は、古墳時代中期に築造された乙訓地域で最大の前方後円墳です。
桂川右岸の標高わずか16メートルの台地端につくられており、全長約128メートル、後円部の直径約78.6メートル、高さ10.4メートル、前方部の幅約 78.6メートル、高さ約7.6メートルと推定されています。周囲に幅約30メートルの周濠があり、周濠を含めた古墳の全長は約180メートルに及びます。古墳の表面には砂岩やチャートなどの葺石がふかれ、埴輪が並べられていました。死者を埋葬した施設は古くから墓地があるため明らかになっていませんが、後円部に竪穴式石室があったとみられます。
昭和55年(1980)の発掘調査で、約700点にもおよぶ鉄製武器(直刀146点、鉄剣11点、短剣52点、短刀1点、ヤス状鉄製品5点、蕨手刀子(わらびてとうす)10点、鉄鏃472点)を納めた副葬品埋納施設が見つかりました。このような多量の鉄製武器が出土した例は山城地方ではもちろんのこと全国的にも珍しいものです。こうしたことから、この古墳は5世紀前半頃に桂川以西の乙訓全域を支配した首長の墓と考えられます。
古墳は昭和56年(1981)に国指定史跡(指定面積19,496平方メートル)として、鉄製武器などの出土品は平成11年(1999)に京都府指定有形文化財としてそれぞれ指定されました。
(長岡京市ウェブサイトより)
アプローチ、阪急西山天王山駅から歩く。駅前が調子八角という交通の要地で、西国街道と丹波街道の分岐点であった。
現地説明板各種
恵解山古墳の軸は北西(後円)から南東(前方)である。後円部から西側を見ていく。
後円部の葺石
西造り出し
前方部に回り込む。
東側
東造り出し
東くびれ部の埴輪列
前方部墳丘に登る。
武器埋納施設
後円部は昔から墓地だった。
西側を見下ろす。
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