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京都府京都市左京区 宝泉院

(Hosen-in Temple, Sakyo-ku, Kyoto City, Kyoto Pref.)

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 June 26, 2022 野崎順次 source movie

京都府京都市左京区大原勝林院町187
天台宗勝林院僧坊
宝泉院

縁起
平安初期、比叡山に天台仏教を開いた最澄の高弟・円仁が唐に渡り、十余年間の仏教修学を終え、帰国し、叡仙に密教、五会念仏、等またその法要儀式に用いる仏教音楽「声明」を伝えた。後、長和二年(1012)寂源は大原寺(勝林院)を創建し、法儀声明を盛んにした。平安末期、良忍が出るに及んで大原は、法儀声明の修学地(声明の里)として有名になる。当院は、大原寺(勝林院)住職の坊として平安末期頃よりの歴史をもち、現在に至っている。建物室町時代文亀二年の再建といわれるが、建物等の形式からみて江戸初期頃の再建だと思われる。
この寺の 竹の枝間を うちこして 吹き来る風の音 の清さよ
(本寺パンフレットより)

パンフレット
  


山門あたり
    


玄関横の庭
          


鶴亀庭園
江戸中期作、部屋の中から格子こしに観賞する。池の形が鶴、築山が亀、山茶花の古木を蓬莱山とみる名園である。
             


額縁庭園
客殿の西方、柱と柱の空間を額に見たてて鑑賞する。竹林の間より大原の里の風情が満喫できる。
庭の名前は盤桓園(立ち去りがたい意)と称する。
                


宝楽園(仏神岩組雲海流水回遊花庭)
今般作庭いたしました宝楽園(ほうらくえん)は仏神岩組雲海流水回遊花庭を趣向し、地球太古の創世に遡り、その原初の海を想像した庭園です。
この庭で宇宙の響きを感じとっていただくことができるでしょう。巧妙なる石組みは、仏神の世界を表します。念珠石(海石)を用いて、三尊(阿弥陀仏、観音、勢至の両菩薩)来迎の姿を表した岩組、或いは亀甲石、銀石などの石を用いての岩組みによる座禅石、蓬莱山、龍稚魚、宝船石、石橋等の神仙世界がちりばめられてあります。
また底地に、こすの白川砂を敷き詰めた様子は、海流水を思わせ夜半にその砂に月光が照り映えて、あたかも銀砂幽玄の硅堺がそこに現れます。一方庭園内に植栽された樹木も圧巻で、四季色とりどりの百花繚乱の舞を見るが如くです。台つき花桃、種々の桜、楓等の花葉は元々この地にあったところの枝垂桜
楓等の木々とあいまって、美しさをいや増すことでしょう。
大自然(草木国士)が表現されたこの庭の中に、仏神の心の世界、その躍勤感の美しさに触れていただきながら、清き悠久の気を養っていただきたく思います。
心行くまで回遊ご観覧くださいませ1
願主宝泉院
作庭園冶(えんや)
(本寺パンフレットより)
                           


Nov.22,2014 大野木康夫 source movie

三千院、勝林院を拝観した後、宝泉院を訪れました。

額縁庭園はもう少し、宝楽園はほぼ盛りでした。

参道

    

門内

  

鶴亀庭園

        

額縁庭園

               

書院から鶴亀庭園

    

宝楽園へ

  

宝楽園

                       

山門付近

            

参道を戻るときに撮影

    


January 19, 2014 野崎順次 source movie

京都府京都市左京区大原勝林院町187

大原寺(勝林院)の僧坊の一つとして、1012年(長和2年)に創建されたものである。

庭園として盤桓園(立ち去りがたいという意味、額縁庭園とも言う)、鶴亀庭園(建物内の格子ごしに鑑賞する)をもち、盤桓園には樹齢300年の沙羅双樹の木が茂る。樹齢700年の「五葉の松」も観光客に人気がある。こちらは京都市指定の天然記念物に指定されている。また、坊内にある「血天井」は、関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の戦いの際に徳川家臣鳥居元忠以下数百名が自刃した伏見城の床板であり、その霊を供養するため天井板としているものである。

パンフレットとアプローチ

       

山門から玄関

          

廊下を進む、左手に小さな庭

      

盤桓園(額縁庭園)

                         

血天井

        

その他

        

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