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三重県伊賀市 俳聖殿

Haiseiden,Iga City,Mie

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伊賀市上野丸之内116 俳聖殿 重文 近代/文化施設 昭和 昭和17(1942) 木造、建築面積190.13㎡、二階建、檜皮葺 厨子1基、棟札1枚、門1棟 20101224


March 22,2026 大野木康夫 source movie

【国指定文化財等データベースから引用】
伊賀国上野は、俳聖と称された松尾芭蕉(1644-1694)の生地で、俳聖殿は、芭蕉生誕三百年を記念して上野城跡(昭和42年12月27日付で史跡指定)の北東の一郭に建設された。施主は衆議院議員を務めた川崎克(1880-1949)、設計は、伊東忠太(1867-1954)の指導のもと、地元大工島田仙之助があたり、施工は、同じく地元大工の森本源吉により、昭和17年11月15日に竣工した(竣工は記録による)。
俳聖殿は、低い切石基壇上に建ち、木造二階建、建築面積190.13㎡である。八角形平面の一階に円形平面の二階を載せた構成で、上層屋根は隅丸の変形の宝形造とする。屋根は上層、下層とも檜皮葺である。川崎克著『芭蕉は生てる』(1942年)は、設計段階において伊東忠太が瓦葺から檜皮葺とするように指導したことが記されている。なお、平成16、17年度に伊賀市指定有形文化財(建造物)として屋根葺替の保存修理工事が実施された。
下層は、八角形平面とし、外周を吹放しの庇とする。内部中心部に二段に円形基壇を築き、さらに八角形の伊賀焼の須弥壇を設け、八角厨子を据え、中に芭蕉坐像を安置する。本屋柱は地覆、腰、内法長押で固め、内部一段目の基壇上に立つ八本の内部柱は、内法長押で固め、二段の梁で本屋柱と繋ぎ、化粧屋根裏とする。本屋の柱間装置は、正側背の四面に木製の両開扉を吊り、その内側に格子の引違戸を立て、菱格子の欄間を入れる。残り四面は、各々間柱を入れ二分割し、縦板張の腰板上に丸太の格子を入れた連子窓を穿つ。外周の庇は、礎石上に八本の軒支柱を立て、梁で固め、柱上に斗と肘木を置き、梁の上に立つ束とともに丸桁を受け、化粧屋根裏とする。軒は円垂木の二軒扇垂木とする。
上層は、円形平面とし、正背面に開口を穿ち、その他を土壁とする。中心に柱を立て、傘状の小屋組を露出させ、一階からは梯子で出入りする。外周には、放射状に縁板を並べ切目縁とし、縁高欄を廻す。
柱や梁、垂木、肘木など主要な部材は全て円形断面の木材を使用する。
門は、一間薬医門、茅葺で、俳聖殿の南、約50mに位置し、俳聖殿と同時期に建てられたものとされる。
俳聖殿は、八角形平面の一階に円形平面の二階を載せる他に例を見ない構成をもつ、大規模な記念建造物であり、勾配や軒出を変えて変化に富んだ屋根形式をもつなど、伝統建築を基礎にしながら、自由な意匠を採り入れた独創的な造型になる近代和風建築として、価値が高い。

 

俳聖殿(重要文化財)
昭和17(1942)年の建築
木造、建築面積一九〇・一三平方メートル、二階建、檜皮葺

                                                

厨子(附指定)
八角厨子、一重、宝形造、板葺

    

門(附指定)
一間薬医門、入母屋造、茅葺

                     

 


Apr.3,2017 中山辰夫

松尾芭蕉生誕300年を記念し、上野公園の敷地内に1942(昭和17)年に建立された。

2008(平成20)年3月19日に三重県の有形文化財に、201(平成22)0年12月24日には国の重要文化財に指定された。

1942年(昭和17年)に建築家伊東忠太の設計で建設された。外観は、川崎克の着想を元に伊東忠太が仕上げたものである。

山門

          

由緒記

  

俳聖堂

芭蕉翁の旅姿を表現して建立された建物。

                

上層の屋根が笠、下部が顔、下層のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と脚を表している。下層八角形平面、上層円形平面の木造建築であり、屋根は桧皮葺である。内部には芭蕉祭当日に表彰される顕詠俳句特選句が飾られている。

屋内に等身大の伊賀焼の芭蕉座像が安置されており、毎年10月12日の芭蕉翁の命日に、行われる『芭蕉祭』でのみ公開される。

俳聖殿(はいせいでん)は、三重県伊賀市にある松尾芭蕉生誕300年を記念する木造建築物である。上野公園(伊賀上野城)内にある。


Nov.22,2016 瀧山幸伸 source movie

                                   


August 31, 2014 野崎順次 source movie

伊賀市上野丸之内116(上野公園内)

俳聖殿は、俳聖と称された松尾芭蕉の生誕300年を記念し、昭和17年、上野城跡の北部に建設された。施主は衆議院議員を務めた川崎克、設計指導は東京帝国大学名誉教授の伊東忠太である。八角形平面の一階に円形平面の二階を載せた構成で、上層屋根は変形の宝形造とする。また柱や梁など主要部材には円形断面の木材を使用している。俳聖殿は、他に例を見ない構成をもつ、大規模な記念建造物であり、伝統建築を基礎にしながら、自由な意匠を取り入れた独創的な造形になる近代和風建築として、価値が高い。

(国指定文化財等データベースより)

芭蕉翁の旅姿を表現して建立された建物で、丸い屋根は旅笠、「俳聖殿」の木額が顔、八角形のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と足を表わしています。屋内に安置されている、等身大の伊賀焼の芭蕉座像は、毎年10月12日の芭蕉翁の命日に、ここで行われる『芭蕉祭』でのみ公開されます。

(伊賀市観光公式サイト「いがぶら」より)

上野公園に入る。

        

芭蕉翁記念館

    

俳聖殿の門と現地説明板

      

国重文 俳聖殿 昭和十七年(1942)

木造、建築面積190.13平方メートル、二階建、檜皮葺

                        

忍者達、台湾ニンジャもいた。

        

上野公園寸描

       


June.2011 酒井英樹

撮影:2011年4月

       

俳聖殿内部

 

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