宮城県加美町 東山官衙遺跡
Higashiyamakanga iseki,Kami town,Miyagi
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Oct.2,2017 瀧山幸伸 source movie
国史跡
東山官衙遺跡は宮城県北部に所在する古代の遺跡で,郷土史家の板垣剛夫氏が土塁状の高まりや礎石,古代の土器や瓦を発見し,陸奥国加美郡衙の可能性を指摘したことにより注目された。昭和61年からの宮城県教育委員会(多賀城跡調査研究所)と宮崎町教育委員会による発掘調査の結果,築地や門及び規則的に配置された掘立柱建物等の遺構がきわめて良好な保存状況で確認され,古代官衙遺跡であることが判明した。
遺跡は大崎平野め西端、奥羽山脈から南東にのびる丘陵先端の台地上,標帯約80mの平坦面に立地する。台地上は北東部を除いて周囲に谷が入り込み,独立した地形をなし,南側には比高約20mの沖積地が展開する。台地の平坦面は東西豹300m、南北約250mの方形にちかい形状を呈し,遺跡はその全面に展開する。台地の縁辺には築地塀が巡り,その南辺中央の谷部には正門となる掘立柱の八脚門がある。築地塀は遺跡全体の区画施設であり,北辺の築地塀の外側は大溝が伴い防御性に優れた構造となる。
(文化財データベース)
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