JAPAN GEOGRAPHIC

宮崎県宮崎市 生目古墳群
Ikime kofun gun,Miyazaki city,Miyazaki

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October 24, 2017 野崎順次 source movie

宮崎県宮崎市大字跡江

生目古墳群
(Ikime Tumulus Cluster, Miyazaki City, Miyazaki Pref.)

国史跡

生目古墳群は、日向灘の海岸線から約7キロメートル西に位置し、宮崎平野を流れる大淀川西岸の標高25メートル前後の跡江台地上の南北約1.2キロメートル、東西約1.2キロメートルの範囲および台地周辺に築造された、古墳時代前期初頭から中期後半の古墳群である。保存状況の良い古墳群として古くから知られており、墳丘長100メートルを超える前方後円墳が3基含まれる南九州の代表的な首長墓群として、前方後円墳7基、円墳36基の合計43基が昭和18年に史跡指定された。
その後、昭和37年に生目村が行った点検作業により、既指定地外で新たに2基の円墳が確認された。また、平成5年から17年にかけて史跡公園整備計画等に伴う範囲確認のための発掘調査が宮崎市教育委員会によって行われた。その結果、周堀が既指定地を越えて拡がるものや、隣接する未指定地に新たに円墳7基を確認した。このほかに、地下式横穴墓を36基、土坑墓を49基、円形周溝墓を3基確認した。また、既指定の43基のうち1基が古墳ではなかったことも判明した。
このうち、地下式横穴墓は前方後円墳や円墳に伴って、周堀内や周堀外側などに造られており、特徴的な在り方を示す。中でも、残存墳丘長が46メートルの前方後円墳である7号墳では、後円部の墳丘中央に向かって18号地下式横穴墓が築かれている。この7号墳では、後円部墳頂でこの古墳の中心的な埋葬施設と推定される墓坑を確認しており、18号地下式横穴墓との関係が注目される。
今回、未指定地に拡がる周堀部、新たに確認した円墳、地下式横穴墓、土坑墓、円形周溝墓を含む地域のうち、条件が整った部分の追加指定を行い、保護の万全を図ろうとするものである。
(国指定文化財等データベースより)

パンフレットと現地説明板

              

21号墳 前方後円墳、円墳と考えられていたが、発掘調査の結果、前方後円墳と判明した。

   
22号墳、前方後円墳、長さ101m

          

17号墳、19号墳、18号墳、16号墳、いずれも円墳

                 

13号墳、9号墳、12号墳、11号墳、8号墳、32号墳。9号墳(前方後円墳の後円部らしい)以外はすべて円墳。

               

7号墳、前方後円墳

     

5号墳、前方後円墳、長さ57m、葺石を葺き、古墳が築かれた当時の姿を復元

                

9号墳、8号墳あたり

  

3号墳、長さ137m、高さ11mの3号墳は古墳時代前期では九州最大の前方後円墳

        

展望台から

        

14号墳、前方後円墳、長さ63m

      

参考資料
パンフレットと現地説明板


Dec.20,2013 瀧山幸伸 source movie

国指定史跡
指定日:昭和18(1943)年9月8日
所在地:宮崎県宮崎市跡江字井尻
「生目古墳群史跡公園内」(開園:平成20(2008)年4月1日)

生目古墳群は、日向灘の海岸線から約7キロメートル西に位置し、宮崎平野を流れる大淀川西岸の標高25メートル前後の跡江台地上の南北約1.2キロメートル、東西約1.2キロメートルの範囲および台地周辺に築造された、古墳時代前期初頭から中期後半(1700〜1400年前)の古墳群である。
保存状況の良い古墳群として古くから知られており、墳丘長100メートルを超える前方後円墳が3基含まれる南九州の代表的な首長墓群として、前方後円墳7基、円墳36基の合計43基が昭和18年に史跡指定された。
その後、昭和37年に生目村が行った点検作業により、既指定地外で新たに2基の円墳が確認された。
また、平成5年から17年にかけて史跡公園整備計画等に伴う範囲確認のための発掘調査が宮崎市教育委員会によって行われた。
その結果、周堀が既指定地を越えて拡がるものや、隣接する未指定地に新たに円墳7基を確認した。
このほかに、地下式横穴墓を36基、土坑墓を49基、円形周溝墓を3基確認した。
また、既指定の43基のうち1基が古墳ではなかったことも判明した。
このうち、地下式横穴墓は前方後円墳や円墳に伴って、周堀内や周堀外側などに造られており、特徴的な在り方を示す。
中でも、残存墳丘長が46メートルの前方後円墳である7号墳では、後円部の墳丘中央に向かって18号地下式横穴墓が築かれている。
この7号墳では、後円部墳頂でこの古墳の中心的な埋葬施設と推定される墓坑を確認しており、18号地下式横穴墓との関係が注目される。

生目古墳群は古墳時代前期において、九州最大の古墳群であったと言えます。
また、近畿地方からの影響のもと築かれた前方後円墳と南九州独特の地下式横穴墓の関係を知る上で非常に貴重です。(地下式横穴墓は前方後円墳に伴って造られることが多く、この事実が確認されたのは、生目古墳群が初めて)
なかでも、3号墳(長さ143m・高さ12.7m)は古墳時代前期のものとしては九州最大で、西都原古墳群の女狭穂塚・男狭穂塚に次ぐ、九州で3番目の大きさです。
今回、未指定地に拡がる周堀部、新たに確認した円墳、地下式横穴墓、土坑墓、円形周溝墓を含む地域のうち、条件が整った部分の追加指定を行い、保護の万全を図ろうとするものです。
宮崎市制70周年記念事業の一環として、史跡の整備事業が始まり、現在も発掘調査がおこなわれ、古墳の形や大きさなど、古墳群の姿が徐々に明らかになってきています。
この発掘調査の様子は間近に見ることができます。(日曜日を除く)
現在、なお不明な部分が多く、今後の調査に期待が寄せられている。
(国指定文化財等データベース・宮崎市資料、その他より)

『宮崎市生目の杜遊古館』
Miyazaki shi Ikime no mori yuko kan
「宮崎市埋蔵文化財センター」
Miyazaki shi maizoubunkazai center
「体験学習館」
Taiken gakushu kan

開館日:平成21年(2009)4月25日
所在地:宮崎県宮崎市大字跡江4058−1


               




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