宮崎県西都市 千畑古墳
Chibatake Kofun,Saito city,Miyazaki
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Dec.20,2013 瀧山幸伸 source movie
国指定史跡
指定日:昭和10年(1935)1月7日
所在地:宮崎県西都市大字穂北千畑
一ツ瀬川(2級河川・延長91km)の左岸茶臼原台地上には前方後円墳3基・円墳52基で構成された茶臼原古墳群(国指定)が分布しており、千畑古墳はその茶臼原台地の南側傾斜面に位置している。
この周辺傾斜面には千畑横穴墓群をはじめ上江、野竹横穴墓群など約50基の横穴墓も群在している。
自然の傾斜面を前方後円墳に造形した有石室古墳で、石室は切石を横積みし、天井には巨大な板石が使用され、県内でも最大級の規模を有している。石室の全長9.2m、玄室の幅2.7m、高さ2.8m、羨道の長さ1.7m、高さ1.5m。
千畑古墳の築造年代は、古墳時代後期のものと推定されるが、鬼の窟古墳(西都原古墳)同様巨石を使用した大型の有石室古墳として学術的に価値が高い古墳である。
発掘調査後は、手つかずの状態のようで、訪れる人も少なく極めて良好な状態を保っており、よくぞこれほどの巨石を・・と、その造りには圧倒されます。
戦後の一時期、戦災孤児等が住処としていたとのこと、現在でも出入りが自由なわりには、落書きなどもなく、地域住民の理解と保存に対する熱心な姿勢がうかがわれます。
古墳について造詣が深い都萬神社の川越宮司にわざわざ現地までご案内いただき、貴重なお話をうかがうことができました。この場をかりてお礼申し上げます。
(国指定文化財等データベース・西都市HPより)
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