長野県南木曽町 読書発電所と桃介橋
Yomikaki Power Plant and Momosukebashi, Nagiso town, Nagano
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木曽郡南木曽町読書 読書発電所施設 発電所 重文 近代/産業・交通・土木 大正 大正12(1923) "本館及び貯水槽よりなる 本館 鉄筋コンクリート造、建築面積970.6㎡、水圧鉄管1組附属 貯水槽 コンクリート造" 吊橋古材1式、紀功碑1基 19941227
木曽郡南木曽町読書 読書発電所施設 桃介橋 重文 近代/産業・交通・土木 大正 大正11(1922) 木製補剛吊橋、橋長247.8m、幅員3.0m、中央階段及びアンカーレイジ9基を含む 19941227
木曽郡南木曽町読書 読書発電所施設 柿其水路橋 重文 近代/産業・交通・土木 大正 大正12(1923) 鉄筋コンクリート造二連アーチ橋、橋長142.5m、両側鉄筋コンクリート造側径間付 19941227
Oct.5,2021 柚原君子
桃介橋
中山道時代には直接関係ありませんが、大正時代に架橋された南木曾駅の少し手前にある木橋の「桃介橋」。桃介橋は1922(大正11)年に架橋されています。木曽川の水力発電に力を注いだ大同電力(現:関西電力)の福沢桃介社長から名前をいただいての命名で通称は「桃之橋」。
読書発電所建設で資材を運ぶために架けた橋で、読書発電所および柿其水路橋と共に国の重要文化財です。当時の桃介橋には資材運搬用のトロッコの軌道も敷設されていたそうです。昭和に入り村道としても使われていましたが老朽化したので廃橋となるところでしたが、近代化遺産として修理復原。橋は檜、明日檜、サワラなどが使われています。
橋は川幅の一番広いところに架かっていて全長247m、幅2.7m。下部石積みで上部コンクリートの主塔3基を有し、それぞれの主塔からは斜吊策が張られて優美な姿です。橋の中央で見上げる主塔は意匠はあまりありませんが、圧倒的な大きさです。中央の塔の脇から川に下りられる石段があります。また橋の中央にはトロッコの線路があった事を示すために、板の色が線路の様に替えて示してあります。脇の天白公園から吊り橋の全体が見渡せます。
Apr7,2021 瀧山幸伸 source movie
桃介橋付近
桃介橋
柿其水路橋
September 29,2013 大野木康夫 source movie
読書発電所は、木曽川に発電所群を建設していた大同電力により大正10年11月から12年12月にかけて建設されました。
建設当時の最大出力は40,700キロワットでした。
戦時統合を経て関西電力の施設となり、現在も稼働し続けており、平成6(1994)年に重要文化財にしてされました。
発電所
所在地 長野県木曽郡南木曽町読書
大正12(1923)年の建造
本館及び貯水槽よりなる
本館 鉄筋コンクリート造、建築面積970.6平方メートル、水圧鉄管1組附属
貯水槽 コンクリート造
国道19号を中津川から木曾方面に行き、南木曽町に入って国道256号との分岐の信号のあたりに位置します。
分岐を少し南に行けば妻籠宿です。
国道19号はスピードを出して走る車が多く、発電所側(木曽川左岸)には歩道がないので、外観を見るには歩道橋の上からが安全だと思います。
桃介橋
所在地 長野県木曽郡南木曽町三留野
大正11(1922)年の建造
木製補剛吊橋、橋長247.8m、幅員3.0m、中央階段及びアンカーレイジ9基を含む建設資材運搬用のつり橋です。
産業遺産として復元後、重要文化財に指定されました。
名称の「桃介」は、大同電力社長で日本の電力王といわれた福沢桃介から名付けられました。
JR中央線南木曽駅から徒歩5分、旧中山道三留野宿の近くです。
柿其水路橋
所在地 長野県木曽郡南木曽町柿其
大正12(1923)年の建造
鉄筋コンクリート造二連アーチ橋、橋長142.5m、両側鉄筋コンクリート造側径間付
柿其からの導水路が上を通っています。
JR中央線十二兼駅から柿其渓谷方面に向かい、木曽川を西に渡ったところに道路を跨いで聳えています。
【産業遺産】
近代化の産業遺産として桃介橋が復元された。電力王と呼ばれた福沢桃介が、下流のダム建設のために架設した電源開発用の橋であったが廃止されていた。
近年それを復元し文化財登録したものだ。明治以降の産業遺産もすばらしいものが多い。
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