長野県塩尻市 小松家住宅
(Komatsuke, Shiojiri City, Nagano Pref.)
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村内の生垣が美しい |
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塩尻市片丘9038 小松家住宅(長野県塩尻市片丘) 重文 近世以前/民家 江戸中期 18世紀初 桁行15.8m、梁間9.7m、寄棟造、茅葺、東面及び西面庇付、板葺 19730602
February 18, 2017 野崎順次 source movie
長野県塩尻市片丘9038
小松家住宅
(Komatsu Family Residence, Shiojiri City, Nagano Pref.)
国指定重要文化財 小松家住宅
指定 昭和48年6月2日
小松家は、寛文九年(1699)の検地帳によると、現在の敷地より東南に約700メートル離れた北熊井城の北側にあったが、それ以降現在地に移り、その後北熊井村の名主も勤めた旧家である。
住宅の建築年代については確かな記録は存在しないが、明和二年(1765)以降の祈祷札がそろっていることや近隣民家との比較、昭和五十三年に実施された修理工事の調査により、十八世紀初頭までには建築されたと考えられる。
建築当初は片側に内馬屋を含む広い土間を持ち、表裏二室のみの間取りで裏側の部屋は土座であった。その後十八世紀末頃に南側に二室を増築し座敷や式台構えを整えた。さらに十九世紀中頃と昭和二十年代に増築がされたことが、この修理工事の調査から判明した。この修理において、小松家が名主を勤めはじめた十八世紀末頃が当家の歴史上重要な時期であることと、当地方の名主層における接客座敷の成立が同じ頃とみられることから、十八世紀末頃の姿に復旧する内容の現状変更を行った。
建物は東面し、桁行八間、梁間四間半、寄棟造茅葺であるが、建築当初の間取りは長野県内の名主層の農家としては基本的なものであるが、その後の増築による変遷を顕著に残すものとして重要である。
このことは、この地方における近世民家の祖形を示すものとして価値が認められている。
塩尻市教育委員会
(現地説明板より)
建物外部
建物内部
May.2005 瀧山幸伸 source movie
長野県塩尻市大字片丘九、〇三八番地
上層農家の家。17世紀後半の建築。
土壁の壁面が多く、内部は暗いが、農作業の癒しには適していたのだろう。
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