長野県塩尻市 嶋﨑家住宅
(Shimazaki Family Residence, Shiojiri City, Nagano Pref.)
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村内の生垣が美しい |
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塩尻市片丘8066-1 島崎家住宅(長野県塩尻市片丘) 重文 近世以前/民家 江戸中期 享保(1716-1735) 桁行12.7m、梁間16.1m、切妻造、妻入、鉄板葺、南面及び北面庇附属、石置板葺及び鉄板葺、南面突出部 桁行5.2m、梁間6.1m、入母屋造、板葺 19730602
February 18, 2017 野崎順次 source movie
長野県塩尻市片丘8066−1
国重要文化財 嶋﨑家住宅 一棟
指定日 昭和48年6月2日
所有者 嶋﨑 光和
主屋 桁行12.7メートル、梁間16.1メートル、切妻造、妻入、亜鉛鉄板葺、南面及び北面庇附属、石置板葺及び鉄板葺
南面突出部 桁行5.2メートル、梁間6.1メートル、入母屋造、板葺
嶋﨑家は旧北熊井村の名主を務めたと伝えるほか由緒は明らかでない。その建築については、元禄に相当する墨書が小屋にあったというが確認されていない。しかし、構造手法から推して、そのころの建築としても大過なさそうである。
建築は南に面し桁行、梁間とも八間、切妻造、妻入で上手東から前へ座敷を突出させている。間取りの構成は建築東側が居間や座敷といった床上部、西側が馬屋を含んだ土間となる。土間は間口表側で半分を占めており、これは年代の古い本棟の特徴の一つである。この住宅は本棟造りの基本的な部屋割りをよく残しているが、上座敷が突出する例は少ない。
構造では、「おえ」土間境に柱が二本立つこと、梁行梁が桁行梁上に来ることが注目される。土間境の柱は十八世紀後半以降の本棟造にはなく、梁の上下関係も逆の場合が多い。
嶋﨑家住宅は完成された本棟造の古い例で質・保存が良く、座敷まわりの意匠も見るべきものがある。
昭和61年1月から62年7月までの間、国庫補助事業として解体修理が行われた。
塩尻市教育委員会
(現地説明板より)
アプローチ
国重文 主屋
南側正面
西面から北面へ
南に突出した座敷部分
東面
東側の道路から見た東面と北面
May.2005 瀧山幸伸 source movie
長野県塩尻市大字片丘八、○六六番地の一
名主の家柄。18世紀初頭の建築。本棟造りの古い形式が良く保存されている。
美しい生垣に囲まれている。家の周囲のみならず、塩尻の山裾に点在する集落はこのような生垣が続き、街並景観に優れている。
内部の座敷周りの意匠、特に欄間が美しい。
近所の花畑
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