長野県諏訪市 地蔵寺
(Jizoji Temple, Suwa City, Nagano Pref.)
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Rating 凡例 |
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江戸初期の庭園、清冽な池、見事な紅葉 | |
Nature |
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Water | ||
Flower | 山門横の桜 | |
Culture | ||
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Food |
諏訪市湖岸通り4-1-9 片倉館 浴場 重文 近代/文化施設 昭和 昭和3(1928) 鉄筋コンクリート造、建築面積649.70㎡、2階建、地下1階、一部3階、切妻造、妻入、正面玄関及び八角塔屋附属、八角換気塔2所付、スレート葺 石塁1所、噴水池1所、建築関係資料425点 20110620
諏訪市湖岸通り4-1-9 片倉館 会館 重文 近代/文化施設 昭和 昭和4(1929) 木造一部鉄筋コンクリート造、建築面積574.68㎡、2階建、切妻造、妻入、正面車寄付、スレート葺 20110620
諏訪市湖岸通り4-1-9 片倉館 渡廊下 重文 近代/文化施設 昭和 昭和5(1930) 木造、折曲り延長27.3m、両下造、浴場及び会館に接続、スレート葺、便所及び地下室付倉庫を含む 20110620
November 13, 2019 野崎順次 source movie
野県諏訪市岡村2-12-16
曹洞宗
愛宕山 地蔵寺
金子城の鬼門除けの寺として1584年(天正12年)建立。開基は金子城主・諏訪頼忠。
高島城への移転を機に高島城の鬼門除けの寺、諏訪藩の祈願所として1689年(元禄2年)現在地に移転。開基は高島城主・諏訪忠晴。 開山は群亀応逸。中興開山は露山恵白。
(ウィキペディア「地蔵寺(諏訪市)」より)
本堂あたり。JR上諏訪駅の東方、少し上ったところに地蔵寺がある。あいにく写真にはないが諏訪湖を眺望する。
諏訪市天然記念物・名勝 地蔵寺庭園 江戸時代初期 池泉鑑賞式
今本庭を一覧すると、本堂の裏の書院の南東庭となり、または庫裏の書院からすれば東庭ということになる。面積は約五百八十坪ほどあって、北東部の山畔を利用して下部に池庭を設け、池中東南に中島一島を設け、これに石橋二橋と土橋一橋を架けている。したがって池庭は幅が広く、中島を一島としていることは、大体において元禄時代の定型的地割であるが、正面中央部が突出して出島となっている点では、すでに江戸中期享保時代の様相を示しているから、本庭は元禄末年から宝永初年(1700-1705)あたりの作庭と鑑定することができる。そして本庭の山畔と、書院の前とに石燈籠があって、それには
干時元禄六年
奉寄進十六善神王 石燈籠壱 施主敬白
亥酉二月大吉日
の刻銘があって、本寺什宝の大般若経六百巻を転読するのを守る守護神が十六善神であるから、その意味で元禄六年に寄進されているのであるが、実はこの頃になると本堂前に二本の石燈籠を置くのが常識であることから、一本だけ本庭山畔部に置かれたのは、庭ができて後のことであり、やはり庭は元禄末年から宝永にできたと見るべきである。
本庭は誠に清泉に恵まれた庭園で、東南の山畔に多量の湧泉があって、Y字形の導入路から水を池庭に落としている。全庭には四周に多くの護岸石組があって、護岸本位の石組である。しかし亀島の亀頭石や、北部の枯滝石組もよくこの時代の手法を見せている。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」地蔵寺庭園より)
本堂の横からお庭に入れる。庭園拝観料大人50円也。
今年初めてまともに見た紅葉だ。来てよかった。池には多数の鯉が。
枯滝石組
それから、庫裡書院前の石灯篭や飛石
さらに奥(東)の方、Y字形の導入路から水を池庭に落としている。
下から上に
亀島
石橋を渡り、高台に上る。
紅葉を愛でつつ、最初の池畔に戻る。
庭を囲む建物、西南に庫裡書院、西に本堂書院、北は開山堂らしい。
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