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長野県上田市 法住寺

Hojuji,Ueda City,Nagano

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上田市東内4313 法住寺虚空蔵堂 重文 近世以前/寺院 室町後期 文明18(1486) 桁行三間、梁間四間、一重、入母屋造、向拝一間、こけら葺 厨子1基、棟札3枚 19220413


July 13,2025 大野木康夫 source movie

所在地 長野県上田市東内4313-イ、ロ

【「上田市の文化財」から引用】
虚空蔵堂〔こくぞうどう〕は平安時代に創建されたと伝えられる天台宗の古刹・法住寺の信仰の中心となっています。堂名の虚空蔵が部落名になっているほど地域信仰の中心となってきました。
屋根は入母屋造こけら葺で、棟の両側にはいかつい鬼の面、鬼板がついています。建物は正面に柱が4本、側面に柱が5本あり、奥行の長い長方形となっているのは、仏様の安置されている内陣に参詣者の参拝する外陣がついているためで、内陣と外陣の間は格子戸でしきられています。
堂全体は和様でできていますが、屋根の合わさっているところから下方に下っている彫刻(懸魚)などに見られるように禅宗様のところも少しあります。すっきりとした美しい建物で、室町時代中頃に造られたものと考えられています。国の重要文化財に指定された程大切な建物で、もちろん依田窪地方最古の建物です。
お堂のなかにある厨子もお堂と同時代に造られたものと推定されています。方一間入母屋造という禅宗様式独特の方式で造られており、とても精巧なもので、虚空蔵堂とあわせて国の重要文化財に指定されています。厨子の中には虚空蔵菩薩が安置されています。

法住寺は上田市の旧丸子町東内にあります。山門前のバス停のところに駐車場がありますが、内村街道(国道254号)は松本から上田に抜ける道で、スピードを出しやすいため、出庫の際は十分に注意が必要です。

山門から虚空蔵堂へ

   

虚空蔵堂(重要文化財)

文明18(1486)年の建築
桁行三間、梁間四間、一重、入母屋造、向拝一間、こけら葺
附:厨子一基
一間厨子、入母屋造、妻入、本瓦形板葺

                                           

 


Apr.2007 瀧山幸伸 source movie

上田市東内4313

虚空蔵堂

境内、門前には目立つものは何も無い。境内林に囲まれた静かな環境。入母屋造の美しい堂。

重文建築の入母屋のフォルムを桜が引き立てる。

        

       

  

独鈷山 千本桜

   


June 2005 瀧山幸伸 source movie

虚空蔵堂

         

*取材メモ

 信濃国分寺から丸子を抜け、鹿教湯の途中に立ち寄った。日本昔ばなしに出てくるような、懐かしくもメルヘンチックな寺。

 

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