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奈良県明日香村 飛鳥京跡苑池

(Asukakyo-ato-Enchi Garden Pond, Asuka Village, Nara Pref.)

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May 3,2025 野崎順次 source movie

奈良県高市郡明日香村岡



庭園の歴史的な変遷を検討する上で重要な遺跡である。飛鳥宮跡の北西、飛鳥川右岸に立地。平成11年1月から始まった調査は、大正5年に二つの石造物がみつかった場所を中心に行われた。調査の目的は、石造物の出土状態を確認することと、遺構の性格を解明することである。調査の結果、飛鳥時代、7世紀後半以降における苑池の様相が明らかにされた。一つ目の課題である石造物の原位置は、この発掘調査によって一部が明らかになる。二つ目の課題については、多くの成果をあげ、特に『日本書紀』天武14年11月条にみえる「白錦後苑」との関わりを検討できるようになったことなどは大きな成果であろう。近年では、保存整備活用事業のための発掘調査が行われており、新たな成果と課題がみつかった。南池の規模は南北約55m、東西65m、面積が2200㎡で、五角形の平面形を呈していることがわかったのは成果のひとつである。南池の中島がつくられる前にはテラス状のステージが存在していたこと、中島自体が2段階にわたって機能していたことなども成果としてあげられよう。池周辺における調査では、門や塀などが確認された。
(明日香村公式ウェブサイト)

パンフレットと現地説明板

   

飛鳥京跡苑池休憩舎と展示資料

                    

出水酒船石の写真とレプリカ(飛鳥資料館で撮影)

  

苑池遺跡は埋め戻されているので、なだらかな起伏のある草原の地中を想像するしかない。
飛鳥寺を西に出て、入鹿首塚から南へ向かう道路を歩く。

         

この辺りは遺跡の北端あたりから北池跡かなあ。

     

南池跡あたり

          

休憩舎から北東を見る。南池と石造物(流水施設)を想像するしかない。

    

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