奈良県明日香村 都塚古墳
(Miyakozuka Tumulus, Asuka Village, Nara)
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June 13, 2015 野崎順次 source movie
奈良県高市郡明日香村阪田
蘇我稲目(いなめ)の墓の可能性が高く、階段ピラミッド状の巨大方墳とされる奈良県明日香村の都塚(みやこづか)古墳(6世紀後半)で、新たに築造当初の階段状の墳丘のコーナー部分が見つかり1日、関西大と同村教委が発表した。古墳が階段ピラミッド状の方墳であることが、改めて裏付けられたとしている。
都塚古墳は、昨年8月の発掘調査で墳頂部に近い墳丘東斜面から石積みの階段状遺構が4段分(長さ約6メートル)見つかり、築造当初は階段ピラミッド状の巨大方墳(東西41メートル、南北42メートル、高さ7メートル以上)だったことがわかった。
(産経WEST 2015.3.2 06:30 より)
都塚古墳
祝戸
マラ石
奈良県高市郡明日香村坂田
撮影日: 2009年12月6日
現状では直径30mほどの円墳とも、一辺28mほどの方墳ともみられる。
横穴式石室は長さ12.2mあり、玄室は長さ5.2m、中央部での幅2.95m、高さ3.55m、羨道は幅1.9mで天井石を欠き、羨道端部も、過去の開墾によって破壊されている。
石室のほぼ中央に竜山石(現在の兵庫県高砂市竜山に産する凝灰岩)製の刳抜式の家形石棺がある。
石棺は長さ2.36m、幅1.58m、高さ1.72mである。蓋のほうが身より長さで3cm、幅で12cm小さい。天井部に6個の縄掛突起がある。
出土品や石室、石棺の構造からみると、古墳は六世紀のごく末に築造されたようである。
石舞台古墳の川上にあり、細川と飛鳥川本流の合流点の要の位置にあたることは、その被葬者を考えるうえで重要である。
石舞台古墳が蘇我馬子の墓とすれば、この墓は馬子の一代または二代前の祖先が、飛鳥に本拠を定めだした前後に築造したのかも知れない。
なお、この古墳では、毎年元旦の朝には金のニワトリが鳴くという金鳥伝説もあって、金鳥塚といわれていたこともある。
(「日本の古代遺跡 7奈良飛鳥」平成6年、保育社)
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