奈良県明日香村 奥山久米寺跡
(Okuyama-Kumedera Temple Ruins, Asuka Village, Nara Pref.)
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謎の多い寺跡 |
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最大級の塔礎石 |
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February 26, 2017 野崎順次 source movie
奈良県高市郡明日香村奥山
7世紀前半に造営された寺院跡です。伝承では、聖徳太子の弟の久米皇子の創建とされます。寺の名前・発願者の名前・寺院の存在などを記録した文献が無く沿革不詳です。
昭和62年(1987)の発掘調査で、塔と金堂が一直線に並ぶ四天王寺式の伽藍配置だったことが判明しています。
塔跡基壇上に残る10個の立派な礎石は、現在飛鳥に残る礎石の中でも最大のものです。壮大な五重塔が建っていたようです。塔跡には、相輪部分が欠けた高さ約4.8mの十三重石塔が現在立っています(鎌倉時代の建造)。
金堂跡の基壇の大きさは東西幅23.4m、南北幅約18mと推定されています。この基壇の規模は、川原寺中金堂の東西約24m、南北約19.2mにほぼ匹敵します。
(奈良の名所・古跡)
北西から奥山の集落へ
久米寺の入り口
奥山久米寺塔跡基壇の十三重の石塔
鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 約400cm。基壇に残る礎石の上に平石を置き、その上に側面無地の基礎を置く。
塔の礎石
その他
参考資料
河合哲雄「石仏と石塔!」ウェブサイト
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