奈良県五條市 北宇智駅
Kitauchi Station,Gojo City,Nara
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June 22, 2025 野崎順次 source movie
奈良県五條市住川町
JR北宇智駅スイッチバック跡
(Ruins of Switchback Railway System at JR
Kitauch Station, Gojo City, Nara Pref.)
当駅は2007年3月18日まで、駅に停車するためにスイッチバックが必要な構造となっており、関西2府4県では唯一の例であった。最急勾配こそ20パーミル程度だが、開業時は蒸気機関車の牽引する列車ばかりだったため必須の設備であった。その後に蒸気機関車は廃止となり、やがて電化されたためにスイッチバックの必要性は薄れたが、設備は残されていた。
その当時は相対式ホーム2面2線を有し、列車の交換を行うことができた。駅舎側が1番線、向かいが2番線で、それぞれ五条方面ゆきと王寺方面行きであった。五条方面から当駅に停車する場合には、まず引上線に入り、そこからスイッチバックして駅に入線した。王寺方面からはこれと逆の行程である。なお、列車が当駅を通過する場合にはスイッチバックをする必要はなく、駅構内および引上げ線に入らずそのまま渡り線を通ることができた。また、スイッチバックによる入換作業中は4分程度遮断機が下りたままになるため、駅北方にある踏切道にはその旨が書かれた看板が立てられていた。
スイッチバックをする際、運転士は運転席を移動せずに車掌の無線による誘導で上半身を運転席から外に乗り出して後退していたが、2006年3月18日のダイヤ改正以後、運転席を移動するようになった。しかし、2006年3月23日および27日に運転士のATSの入れ忘れ事故が立て続けに発生したため、事故防止策としてスイッチバックを廃止することとなった。
(ウィキペディア「北宇智駅」)
旧北宇智駅線路図(: 近畿唯一のスイッチバック駅の現在【ひとウロ第3話】)
現在のプラットフォームから高田・王寺方面に進む。
改札を出て踏切を渡ると、かつてほど長くはないが、引上線が残る。
現在のプラットフォームを五條、橋本方向に行くと、右手に旧1番フォームが見える。生い茂る夏草で分かりにくいが、線路が2列残っている。駅舎と跨線橋は撤去されている。
いったん、駅の外に出て、かつての駅前広場に行く。小さな祠があった。
旧1番フォーム
旧線路沿いに五條・橋本方向に行く。2列の線路、旧2番フォームもよく分かる。その向こうは草や灌木に阻まれ、線路がどのくらい先まで残っているか分からない。
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