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奈良県御所市 一言主神社

(Hitokotonushijinja Shrine, Gose City, Nara)

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Mar.3,2023 瀧山幸伸  source movie

                                               

 


October 23, 2022 野崎順次  source movie

奈良県御所市大字森脇432
葛城一言主神社

祭神
葛城之一言主大神(かつらぎのひとことぬしのおおかみ) - 主神。
幼武尊(わかたけるのみこと) - 第21代雄略天皇

曰く、雄略4年(西暦460年)陰暦2月の春に天皇が葛城山へ遊猟されたとき、山中に面貌容儀が天皇と非常によく似た人が現れました。天皇が誰何したところ、その人は「吾は悪事も一言、善事も一言、言い離つ神、葛城の一言主大神ぞ」(『古事記』)と応えられたのです。そして『古事記』では天皇は大神に深く畏み、伴の家臣たちの武具、着ている装束に至るまで全てを献上し、また『日本書紀』においては互いに獲物への射掛けを譲り合いながら、轡を並べて共に狩りに興じたと伝えられています。
(本社公式ウェブサイトより)

九品寺から高丘宮址を経て葛城古道をたどる。眺望がよく、大和三山がよく見える。

                      

パンフレットと現地説明板
神社各所の説明は本社パンフレットおよび公式ウェブサイトより引用した。

         

石段の左手に亀石(水神)がる。
災いをもたらす黒蛇を役行者が調伏し、その上に亀の形をした石を置いたという亀石が伝わります。さち石・清め石とも呼ばれ、この石から流れ落ちる水で身を清める参詣者は後を絶ちません。

      

石段を上る。

   

拝殿と本殿

         

乳銀杏
樹齢推定千二百年の銀杏の老大木です。この木は「乳銀杏」とも「宿り木」とも呼ばれており、この木に祈願すると子供が授かり、お乳が良く出ると伝えられております。古くから子供を思う親の願いが込められた木として信仰を集めています。この木は晴れた日にははるか遠くから望むことができ、一言主神社の場所を示す指標としても参詣者に親しまれています。

             

無患子(ムクロジ)
樹名には「子どもが患うことが無いように」という意味が込められています。ムクロジの実は古くは石鹸として利用され、核果は黒くて硬く羽根つきに使う羽根の黒い珠になります。使い込むごとに光沢が増すため数珠にもされています。

   

蜘蛛塚
土蜘蛛と呼ばれた人々の供養の為に作られたようです 昔、神武天皇がカツラで網を作って土蜘蛛を捕り 頭と胴と脚との三部分に切断し、別々に境内に埋め その上に巨石をすえて置かれたそうです。拝殿横の塚は土蜘蛛の胴の部分で、足の部分は200m程先の鳥居の百度石の傍ら、頭の部分は社殿の下になっているそうです。
(奈良の名所・古跡ウェブサイトより)

    

至福の像、一言稲荷神社、雄略天皇像、その他摂末社

               

宝来石
「宝来石」に向かい一礼される延長上に目線を上げれば、当神社の祭神を祀る本殿が位置しております。葛城山より出土した苔むす花崗岩の自然石二石を組合せて据えられた「縁起物」です。

   

芭蕉の歌碑など

   

東方向に参道並木を進む。

     

眺望

    

東から一言主神社を遠望する。なるほど、乳銀杏の大木がよく分かる。

  


Oct.2011 野崎順次

奈良県御所市森脇432

撮影日: 2011年10月16日

一言主神社は、願いを一言だけ聞いてくれる「いちごんさん」として地元の人から親しまれています。祭神は、古事記や日本書紀の中に見える事代主命です。雄略天皇が葛城山で狩をしている時、この神は天皇と同じ姿で現れ、天皇が「お前は何者だ」と問いかけたところ、「私は善事も悪事も一言で言い放つ神である」と申されました。天皇はひれ伏し、その後、共に狩を楽しみ、神は久米川(現曽我川)まで天皇を送って行ったという事です。しかし、続日本書紀によれば雄略天皇と狩の事でいさかいを起こし、四国の土佐に流されたという事です。土佐風土記によれば、その後許されて葛城の高宮付近に祀られたと記されています。また本社境内には、神武天皇紀に記述がある土蜘蛛に関係しているとされている蜘蛛塚があります 。境内社は本殿の北側にある。出雲社、八幡社、天満神社、住吉神社、祓戸神社、一言稲荷神社、市杵嶋姫神社。

パンフレットと現地説明板

           

参道を進み石段を登る。

      

拝殿と本殿。本殿は屋根しか見えないが、入母屋造りの平入り形式で鰹木を乗せる。

                

御神木(乳銀杏)

樹齢約1200年の老大木であり、宿り木とも呼ばれおり、この機に祈願すると健康な子供が授かりお乳がよく出ると伝えられている。古くから子供を思う親の願いがこめられた木として地元の人々の信仰を集めている。県の天然記念物。

           

その他、境内社、蜘蛛塚など。

                 

周辺の眺望

   

参考資料

御所市HPなど

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