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奈良県御所市 九品寺

(Kuhonji Temple, Gose City, Nara)

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October 23, 2022 野崎順次 source movie

奈良県御所市楢原1188
浄土宗
戒那山 寶地院 九品寺

九品寺を開いたのは奈良時代の僧、行基です。行基は聖武天皇のとき奈良東大寺の大仏造営にかかわった僧で、その生涯は民衆救済のため布教活動を続けています。布教とともに灌漑や港湾施設建設や僧尼院建設に心血を注ぎ、大仏建立の功績によって、日本で最初に大僧正となっています。
さて、九品寺はサンスクリット語で、その意味は布教でいう上品・中品・下品で、人間の品格をあらわしています。上品の中にも上中下があって中品や下品にもそれぞれ上中下があります。全部で九つの品があるので九品と名づけられています。その九品寺のご本尊は木造阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。
(御所市観光ガイド神々の降る里御所市ウェブサイトより)

アプローチ

近鉄御所からバスなら猿目橋からが普通だが、何故か櫛羅で降りて幹線道路山麓線を歩く。
                

九品寺門前
     

池泉回遊式庭園 十徳園
桂離宮や修学院離宮の発掘調査や復元整備を行い、のちに庭園文化研究所を設立した森蘊によって昭和46年(1971)に作庭された。
                      


立派な滝と流れの石組があり、本堂のあたりから水が流れて池に入る。
               


石段を上る。石仏が散在する。桜の名木らしき巨木がある。
          

本堂
  


国重文 木造阿弥陀如来坐像
   

その他境内
     


本堂裏山の千体石仏に向かう。途中は歌の展示と石仏が沢山。
                  


千体石仏
南北朝時代、南朝に味方していた楠木正成公のため、楢原氏は一族を引き連れて参戦します。
その戦いに行く時、一族は身代わりのため石仏を彫って菩提寺だった九品寺に奉納したものと寺伝にあることから、身代り千体地蔵と言われています。この石仏は今から200年程前に、境内に竹藪開墾の時に土中から出てきたもので、現在の位置に並べられたとか。全部で1800体あるそうです。
(関西の寺社めぐりウェブサイトより)
              

大和三山がよく見える。
      

 


Oct.2011 野崎順次

御所市楢原1188

撮影日: 2011年10月16日

九品寺は聖武天皇の詔りによって奈良時代の僧、行基が開基したお寺である。1558年、九品寺は浄土宗に改宗した。御本尊は平安時代後期に造られた、木造阿弥陀如来坐像で、国の重要文化財に指定されており、檀信徒の心の拠り所となっている。

また、この寺は境内や本堂の裏山に数多くの石仏があることで有名である。千体石仏とよばれる石仏群は、寺伝によると 、南北朝時代にこの地を支配していた豪族、楢原氏が南朝方について北朝側と戦ったとき、地元の人たちが味方の身代わりとして奉納したものや、『集落内にあった石仏をある時期、寺に集めた』と記した史書があったということだが、寺の話では、『百年ほど前、裏山の地中で見つかったそうでどんな状態で埋まっていたかは不明です。』とのこと。その数は1600体とも1700体といわれ、現在も出土しておりその数は定かではない。

アプローチ

             

山門と庭園

                                                 

本堂、ご本尊の阿弥陀如来様(重文 平安後期)

                 

本堂の右側を回り込んで、裏山に上る道がある。道沿いに石仏が並ぶ。

                             

五輪塔群を通過

   

千体地蔵

                       

奈良盆地南部の眺望が良い。大和三山を眼でたどる。

           

参考資料

御所市HP

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