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奈良県香芝市 尼寺廃寺跡

(Ruins of Ninji Abandoned Temple, Kashiba City, Nara Pref.)

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 February 9, 2022 野崎順次 source movie

国史跡

古くから尼寺の集落内では古瓦が表採されることが知られており、北は尼寺北廃寺、南は尼寺南廃寺と呼ばれていました。このうち、尼寺北廃寺は発掘調査によって7世紀後半に造営された、北に金堂、南に塔を配置し、それらを回廊で囲んだ東に中門を設けた、東面する法隆寺式伽藍配置であったことがわかりました。現存するものとしては全国最大の塔心礎とともに、耳環などの舎利荘厳具(市指定文化財)もみつかりました。周辺には平野古墳群や平野窯跡群もあり、7世紀代の古墳と寺院、窯跡が近接して存在する数少ない地域です。そのため、古代における葛城地域の様相を考える上で重要な寺院として位置づけられています。
(香芝市公式ウェブサイトより)

パンフレットと現地説明板
    

尼寺廃寺跡学習館
巨大な塔心礎の模型と全国で初めて判明した塔基壇の構築過程の土層を剥ぎ取った土層断面(実物)を展示しています。
                  


中門跡あたり
  


南の回廊跡から塔跡へ
        


塔心礎
      


金堂跡
   


回廊跡の礎石復元部
         


北から見た遺跡全景
      


ペットのアヒル
 

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