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奈良県香芝市 正楽寺

Shorakuji,Kashiba City,Nara

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July 12, 2025 野崎順次 source movie

 

奈良県香芝市平野1053
正楽寺
(Shorakuji Temple, Kashiba City, Nara Pref.)


正楽寺阿弥陀石仏 平安時代後期
概要: 正楽寺は西名阪自動車道香芝インターチェンジ北側、平の集落北端の丘上にあり、平野塚穴山古墳(史跡)の東側に位置する。本堂の西にコンクリートの覆屋が設けられ阿弥陀石仏を安置する。
現状・規模: 現在高227cm、下端幅106cmの長方形であるが上方がやや狭く、背部は中央付近が厚さ17cmでもっとも厚くなり、上下にやや薄くなるカマボコ形を呈する石材の表面に、像高122cmの阿弥陀像を刻出する。
形状: 凝灰岩製。石材表面に単弁二重の蓮座上に定印結んで坐す阿弥陀如来像を薄肉彫りする。肩はなで肩で、通肩の納衣は胸部で大きく開き、衣文は流麗な流れをみせる。衣文は各ひだを斜めに削り表現している。
学史的意義: 平安時代後期のおおらかな像容で藤原様式をよく伝えている。
参考文献: 香芝市二上山博物館編『風渡る野辺の石仏』、1993 (辻)
(「日本石造物辞典」2012年12月10日 吉川弘文館)

本堂

 


阿弥陀石仏

          

その他

     

 

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