奈良県橿原市 天香久山
Amanokaguyama,Kashihara City, Nara
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October 8, 2018 野崎順次 source movie
橿原市南浦町、東池尻町 香久山北部の霊石
(Sacred Stones in North Area of Mt. Kaguyama, Kashihara City, Nara Pref.)
不思議な伝説のある霊石めぐり。
天の香具山神社の北、南浦の集落の電信柱に道案内が出ている。
月の誕生石
花崗岩で、高さ1.5米、幅は6.5米、奥行は3.5米あり。円形黒色の斑点は月が使った産湯の跡と、小さな斑点は月の足跡と伝えられ古代より信仰する人多し。
民話より
昔、ひとかかえ程の丸味あるとても綺麗な石でした。
次第に大きく成り人肌の様な温もりを残し、夕焼空を染め上げたように輝いて居りました。
又不思議お腹の辺りに白い帯の様なものが浮き出てきました。
尚不思議お腹が突き出てとても苦しそうに見えました。
「お母さんの腹帯そっくりだ」「石が赤ちゃんを生むんだ!」子供達は赤ちゃん誕生を心待ちにして居りました。
そんな或晩のこと、山の方で赤ちゃんの泣く声を聞いたような気がして、「あっ! 石の赤ちゃんが生まれたんだ!」子供達は外へ飛び出しますと香具山の頂から真ん丸いお月様が顔を出しました。
翌日山へ見に行くと石がしょんぼりと横たわり胸の辺りに赤ちゃんの足跡が影のように残って居りました。
橿原市辻本達書
(現地説明板より)
さらに山道をたどる。
蛇つなぎ石
この石を人呼んで蛇つなぎ石という。香久山は俗に竜王山ともいわれ、頂上には雨の竜王とも呼ばれる高?神を祀り、太古の昔より雨乞いの神事がよく行われた。このとき、一天かき曇り大蛇にまたがった竜王が、雨雲をもって舞い降りてきたのであろう。その大蛇を繋ぎ置いたとでもいうのであろうか。
(現地説明板より)
香久山北麓から少し東に歩くと御厨子山という小さな丘陵があり、山頂に妙法寺と御厨子神社があり、また、そこは清寧天皇磐余甕栗宮跡の伝承地でもある。
月輪石(つきのわいし)あるいは石析神(いわさくのかみ)
御厨子観音の奥の方にひっそりと佇む御厨子神社という社があります。御厨子神社境内には、スピリチュアルな魅力あふれる石析神(いわさくのかみ)が鎮座していました。またの名を月輪石(つきのわいし)と言います。その名の通り、真っ二つに岩が裂かれています。
みずし観音の東の低地は磐余池(いわれのいけ)だったのではないかと言われています。磐余池の端の方にあったから水尻(みずしり)神社・・・それがいつの間にか御厨子(みずし)神社に転訛していったのかもしれません。
(大神神社御用達の大正楼ウェブサイトより)
光明不動
この自然石の中にお不動明王様の姿が見えれば巖秒後治ると伝えられています。
(現地説明板)
帰途、北へ、磐余の池伝承地から近鉄香久山駅まで15分。
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