奈良県奈良市 春日大社
Kasugataisha,Nara city,Nara
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Dec.17,2019 大野木康夫 source movie
春日若宮おん祭
Kasuga Wakamiya On Matsuri, Nara city, Nara
春日若宮おん祭の神事芸能(重要無形民俗文化財)
春日大社の攝社である春日若宮社の例祭に奉納される各種の芸能である。
この奉納芸能は、日本の芸能の源流をさまざまに示すものであり、およそ次のようにとり行なわれる。
十六日午後田楽【でんがく】・願主【がんしゆ】・流鏑馬【やぶさめ】一行の宵宮詣、田楽奉奏などがあり、若宮で神迎えの儀の後、道楽を奏しながらお旅所への渡御がある。
十七日の午後、興福寺からの行列が影向【ようごう】の松の下に通りかかると、細男【せいのう】・田楽・猿楽などの芸能を勤める各組がそれぞれの芸能を松に対して奉るという松の下の渡りがある。
また、夕刻から夜更けまで神前芝舞台で、東遊び、田楽、細男、舞楽、猿楽、倭舞【やまとまい】などが次々と演じられる。
さらに明けて十八日になると、金春【こんばる】一座による後宴の能がある。
日本の芸能史を解明する内容を含んだ極めて多彩な芸能行事であり、非常に重要な価値を有している。
(国指定文化財等データベースより)
12月17日午後のお渡り式と御旅所祭を見に行きました。
県庁前で出発を待つ行列の人々
登大路園地での試しの儀(大名行列)
出発を待つ日使(ひのつかい)の陪従と巫女(みこ)
春日大社一の鳥居
一の鳥居東側の桟敷席
影向の松前で行われる松の下式を観覧
頭屋児(とうやのちご)と願主
雨のため残念ながら松の下式はほぼ中止で原則として行列が通過するだけとなりました。
榊使(さかきつかい)
市長や議長など
物詣の列
雨天なのでビニールの合羽を羽織っています。
第一番 日使
祝御幣(いわいのごへい)と梅白枝(うめのすばえ)
十列児(とおつらのちご)
東遊(あずまあそび)を奉納する十列児は本来は騎馬ですが、雨なので馬から下りて歩いていました。
日使と陪従
陪従は楽人なので馬上で短い曲を奏でます。
本来の第二番は巫女ですが、第三番の細男(せいのお)・相撲が先にやってきました。
松の下式では細男座は騎馬で袖の拝を行うのですが、雨のため徒歩で行われました。
第四番 猿楽
松の下式では金春流宗家の「弓矢立合」、「三笠風流」が奉納されるのですが、雨のため狂言師1名のみが「開口」という始めの口上を披露しただけでした。
第二番 巫女
本来は巫女は騎馬での行列ですが、雨のため徒歩での行列になりました。
前を歩くのが辰市神子(たついちのみこ)、八嶋神子(やしまのみこ)、郷神子(ごうのみこ)、奈良神子(ならのみこ)の4名、紙垂傘を差しているのが御旅所式で神楽を奉納する拝殿八乙女(はいでんのやおとめ)です。
第五番の田楽は雨のため行列を行いませんでしたが、本来は松の下式で数番を演じます。
第六番 馬長児(ばちょうのちご)
雨のために馬長児の後ろに付く一つ物は行列には加わりませんでした。
第七番 競馬(けいば)
現在は三双ですが、かつては五双で行われました。
この日は一双のみゆっくり走りました。
舞楽の奉納順(左方が勝てば蘭陵王が、右方が勝てば納曽利が先に演じられる)を決めます。
第八番の流鏑馬、第九番の将馬(いさせうま)、第十番の野太刀は雨で中止となりました。
第十一番 大和士(やまとざむらい)
元は大和の国人が六党に分かれて交代で務めていましたが、明治維新後は旧神領の人々が務めています。
講社総代
競馬
頭屋児
馬場
第十二番 大名行列
子供大名行列
郡山藩列
南都奉行列
宝蔵院流槍術
大名行列を追って御旅所前へ
御旅所祭
準備
拝礼
神楽
東遊
田楽
細男
猿楽
雨のため松の下式が行われなかったのは残念でした。
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