JAPAN GEOGRAPHIC

奈良県葛城市 二塚古墳

(Futazuka Tumulus, Katsuragi City, Nara Pref.)

Category
Rating
Comment
 General
 
 
 Nature
 
 
 Water    
 Flower
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 Food
 


May 18, 2025 野崎順次  source movie

国史跡

丘陵の尾根の先端を分断して造られた前方後円墳である。葛城山の山麓の標高約200メートルの場所に位置しており、東に大和盆地を一望することができる。
墳丘は二段構築で全長は60メートル、後円部の直径は36メートルで高さは10メートル、前方部幅約41メートル、高さや10メートル、くびれ部西側に造出がある。後方部の高さも10メートルを越えており、円墳を二つ繋げたようなずんぐりとした形となっているが、これは後方部にも石室をつくるために盛り土をしたためである。埴輪は認められないが要所に葺石が施されている。明確な周濠は無いが古墳の西は約10メートルほどの幅で平らに整地されており、東側の一段低くなった田も墓域を示す空濠の跡と考えられている。
後円部の横穴式石室は古くから開口しており存在が知られていたが、1958年(昭和33年)の発掘調査で後方部と西側の造出部分にも横穴式石室があることが判明した。出土品は奈良国立博物館が収蔵している。
出土品などの分析から、築造時期は古墳時代後期の6世紀前半から中ごろとみられている。
(ウィキペディア「二塚古墳(葛城市)」

 

墳丘は木と藪に覆われ、周囲の周濠跡も腰にも届く長い草が生えている。わずかな踏み跡をたどって、後円部の両袖式横穴式石室にたどり着いた。鉄格子で開き戸は鍵がかかっているので、外からストロボ撮影した。全長16.4m、玄室長4.5m、玄室高さ4.1mだから、堂々たる石室である。

          

墳丘は南北軸で、南が後円部、北が前方部、その西側沿いにわずかな踏み跡があるので、前方部の先端まで行ったが、造出部と前方部の横穴式石室の入り口は分からなかった。

       

帰りがけに東から見る。左が後円部、右が前方部。東側の一段と低い畑は周濠跡。

       

無整備の古墳は老人の冷や水と独り言し帰途につく。寺口の集落。

             

東に下り続け、屋敷山古墳を目指す。

              

 

All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中